神威の短編集[銀魂]２

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[A]


何故かそう言った瞬間
銀時はヅラの顔面に蹴りを入れた。




銀時「てんめぇ、何嘘吹きかけてんだ！
俺が吉原に詳しいだぁ？んな訳あるか！」



桂「いててて、なんだと！お前溜まりに溜まったものを発散しに行っていたのではないのか！？」



銀時「んな訳あるか！こちとらこのガキ3人のせいで行けねぇんだ！」




神威「俺はガキじゃないよ。社会人だ。」




2人の口喧嘩を割って入ってきた少年。



神楽「そうネ！神威がガキじゃないなら私もガキじゃないネ！」



神威「お前はまだガキだ。」




神威？
少年の名前は神威と言うらしい。


この子たち、すごい似ている。もしかして兄妹なのかな？


なんて思っていたら、
銀時とヅラは別の部屋まで行って口喧嘩をしだす。


そのため居間には
私と新八と女の子と神威だけ。





神威「あんた、名前は？」



A「Aです。」




沈黙していた空気を破ったのは少年。




神威「ふーん、Aか。
吉原の偵察はしない方が良いヨ。」




A「なんで？」




神威「吉原は女は男に食われる都市さ。襲われたりしたら一網打尽だろ？」




食われる？
どうゆうことだ？


私は吉原がどうゆうところか全く知らないまま
ここに聞きに来たから、彼の言っている事がよく分からない。




A「大丈夫ですよ。襲われても私、こう見えて強いんで。夜兎なんで。」




そう言った瞬間、神威の目つきが鋭く変わった。





え、






バゴン！！！






A「うっ……！」





いきなり蹴りかかってきて、
慌てて防御したがそのまま万事屋の部屋を通り越して外まで蹴り飛ばされてしまった。




A「いったぁっ……」




とっさに防御した腕がキシキシ痛む。
たったの一撃で。



倒れている体を起こしたら、神威が目の前に立っていた。




神威「ほら、言ったろ？
こんなんで蹴り飛ばされる奴が吉原に行ったらどうなるか。」





カッチン！




こいつ！バカにしやがって！






神威「おおっと！」




バカにしてきてムカついたから
私もパンチするが、軽々しく避けられた！？




その後も蹴りにパンチを入れるが、全部当たらない。



神威は微笑みながら





神威「そんなんじゃ、俺は倒せないよ。」




A「っち！」




イラつきがマックスまで到達し、
さっきよりも威力のある拳を神威のみぞおちに殴った。




よし！あたった！！

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