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おとぎ話、人魚姫版(リク) ページ5

[A]


私は地上に興味をもっている。



地上には、私たち人魚にはない足で歩いている人間がいるとお姉様方に聞いたことがある。




A「行ってみたいなぁ。地上に。」



城の窓からボソッと呟いていたら、
私の後ろから足音が聞こえて





阿伏兎「姫さま、それはダメだ。このすっとこどっこい。父上にあれだけ注意されておいてまだ行きたいって言うんですかぁ?」




そう言ってきたのは、私の執事、阿伏兎。




A「だって気になるんだもん。二足で歩いている人間見てみたい!阿伏兎、ちょっと出かけてくるね。」




阿伏兎「あ、姫さま!!」





阿伏兎の言葉を無視して、部屋の窓から出て
地上へ向かって泳ぎだす。




今は夜なのかな?



海の上が暗い。ようやく海の上まで到着して周りを見渡すと、1つの船があった。



なにやら賑やかそうで気になり、
その船に寄りかかって、壁の隙間から覗くと





阿伏兎「こりゃ王子様の誕生日パーティーをやってんだな。」





A「ふむふむ。ってええっ!?阿伏兎!?なんでここにいるの?」





私の横に当たり前のように船に寄りかかって
船の中を覗く阿伏兎。





阿伏兎「なんでって、お前さんの執事そして護衛は俺の役目だ。
姫さまに何かあったら、俺の首が飛ぶんでな。だから着いてきたんだ。遠くから見るだけだからな?」




なんだかんだ言って、見ることを許可してくれた。




A「ありがとう、阿伏兎。ねね、あの人は誰?」




そう言って指をさしたのは、
サーモンピンク色の長い髪の毛で三つ編みをし、
なにやら貴族のような格好をしている、海のような青色の目をした少年。


年は同じくらいかな。





阿伏兎「あれは王子様だ。ほら、あそこの城にお住まいだ。」





そう言って阿伏兎が顔を向けた方向を見ると、
そこには大きなお城が海沿いに立っていた。




A「へぇ、王子様か。」




なぜか分からないけど、
王子様が気になって目で追うようになる。



そんな私の様子を見ていた阿伏兎がため息を吐き




阿伏兎「姫さま、あの王子様に恋するのはダメだ。
人間と俺たち人魚は住む世界が違う。」




こ、恋。
阿伏兎に言われて、あの人に一目惚れしてしまったことに気づいた。




A「そんなの分かってるよ。大丈夫。」




っと返したがもちろん嘘。
あの人と話してみたいな。




小さな野望ができた時、
突然嵐がやってきた。



ゴオオオオオオオ

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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海月(プロフ) - 雅さん» あぁ、本当に申し訳ありません(TT)そう言って頂けると嬉しいです。新生活頑張って慣れさせて、戻ってきますね!応援ありがとうございます!頑張ります(^^) (2019年4月8日 5時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
- 海月さん» 更新停止の内容を読みました、海月さんの事情で更新停止になるのは辛いですが私はこの短編集が好きなのでこの作品が更新されるまで待っています。新生活頑張ってください! (2019年4月8日 2時) (レス) id: 8d17d1e32b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - あっきちゃんさん» 女性版神威ですね!分かりました!少し時間かかってしまいますのでお待ちください!リクエストありがとうございます(^^) (2019年3月31日 22時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
あっきちゃん - リクです!神威が女性になってしまったら!?できれば万事屋も出してくれると嬉しいです! (2019年3月31日 21時) (レス) id: a5080b36b4 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 雅さん» リクエストありがとうございます!床ドンですね!わかりました!作りますので少しお待ちください(^^)応援もありがとうございます!頑張りますね(^ ^) (2019年3月30日 8時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2019年3月18日 1時

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