自慢の彼女 ページ41
[A]
ビルの外に出ると、解放軍が恐怖にのまれて慌てて歌舞伎町の外へ逃げて行っていた。
私たちも柳生家と一緒に敵を外に追い詰めて走る。
いける!この調子なら!!
そう思った時、先ほど倒れたはずの荼吉尼の王蓋が逃げる解放軍に立ちはだかった。
王蓋「貴様らの相手は向こうだ。それでも引くと言うのなら、我が貴様らの相手を務めよう。
戦えぇぇぇぇ!雑兵どもーー!」
そう言われて、解放軍は私たちに向き合い出した。
[神威]
小型船に第七師団が乗って地球に向かっている。
モニターをつけて地球の様子を見ているが……
あの荼吉尼の王蓋、たったの一括で崩れかけていた戦意が、恐れにさらなる恐れを上塗りされた。
阿伏兎「たったの一括で、動かすとぁ。荼吉尼の大将もなかなかだな。」
神威「あぁ。でもそれはAたちも同じようだ。
恐れにさらなる恐れを上塗りされたみたい。」
モニターに映るAたちは、全員顔色が悪い。
阿伏兎「そりゃそうだ。相手が三大戦闘民族の大将だぜ……。動揺しないほうがすげぇ。」
心配になってモニターを見ていると
王蓋「我は荼吉尼。戦うために生き、戦うために死ぬ。恐るものなど何もない。」
A「それはどうかな。」
A!?
王蓋の前にAは歩いて目の前に立った。
阿伏兎「何しているんだじょーちゃん!」
Aは王蓋の前に立って、剣を向けながら
A「私も恐るものなんて何もない。
恐る必要がないことを第七師団の皆が、阿伏兎が、神威が………………教えてくれた。」
A……
A「私は皆がくれたこの役職、春雨第七師団団長補佐として、貴方を倒す。
どんな恐怖に上塗りされたとしても、私は貴方に立ちはだかる。」
そう言っているAは、怯えた顔じゃない。
まっすぐ前が見えている、誇りをもった顔だ。
それをモニターで見ている阿伏兎が
阿伏兎「じょーちゃん……立派になったな。」
神威「あぁ。そうだった。」
Aは、どんな時でも諦めない奴だ。
たとえ目の前の敵が自分より強大でも、圧倒的に不利な状況でも……Aは諦めない。
神威「俺の自慢の彼女だ。」
気がついたら
こんな状況なのに俺も誇らしげに言っていた。
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海月(プロフ) - ミクスさん» 心の準備が出来ない!w (2019年2月5日 20時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミクス - 神威くん、息を吐くように下ネタ言わんでくれる!? (2019年2月5日 19時) (レス) id: 8004df71ed (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 実花さん» 夢主「おおおお!」^ ^ (2019年1月31日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
実花 - 夢主ちゃん頑張れー!!!! (2019年1月29日 22時) (レス) id: fc20ff55d9 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - コロさん» カッコいいですよねwこうゆう人になりたいw (2019年1月26日 12時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2019年1月12日 19時