銀ノ魂編、突入 ページ23
[A]
小型船に乗って1時間、ようやく地球に着いた。
春雨の船が地球のすぐそばに飛んでいるから、そんなに時間がかからなかった。
私はいつもの港に船を着陸させて、船から出ると
歌舞伎町がいつもと違う様子なのに違和感を感じる。
まず街が天人だらけなこと。
住人の姿があまり見かけられなくて、見つけてもみんな怯えて隠れている人だらけ。
これじゃまるで植民地のよう。
何より驚いたのはターミナルが崩壊していること。
おかしいなと思いながら万事屋へ向かって着くと、インターフォンを鳴らしても誰も出てこない。
あれ?いないのかな?
私がそう思っていたら、下のお登勢さんのお店からタマとお妙ちゃんが出てきた。
お妙「あらAちゃん、地球に来てたのね。万事屋なら今はいないわよ。」
A「そうなの?お妙ちゃん、なんでこんなに街中天人でいっぱいなの?それにターミナルも崩れているし。」
私は驚いて言うと、お妙ちゃんは暗い顔をして
お妙「実は、昨日から天人にこの星は支配されているの。ターミナルもその時に壊されて。」
A「え、それはどういうこと……?」
お妙「天導衆とアルタナ解放軍の戦いにこの地球が巻き込まれているの。そのせいで今この星は解放軍の支配下に置かれている。」
天導衆……虚か。
そう言われれば虚はアルタナにより生まれし存在。
虚は地球出身、あいつが死ぬにはこの地球を壊さないと死ねないから解放軍を巻き込んでいるというわけか。
私は万事屋の階段を降りて下にいるお妙ちゃんとタマの横に行き
A「そんな事させない。ここは私たちの星。この星で、好き勝手させないよ。」
お妙「Aちゃん……」
A「で、万事屋の3人はどこにいるの?」
お妙「あ、3人ならAちゃんがこの前ティターニアの戦いをしに地球から出た次の日に宇宙旅行に行ったわよ。それから帰ってこなくて。」
カッチーーン!
A「あいつらー!私が死にそうな思いをしながら戦っている時に呑気に旅行だと!?」
私がプンスカしていると、周りが騒がしくなった。
辺りを見渡すと、解放軍と思われる天人達にお登勢さんのお店が囲まれた。
お登勢さんとキャサリンも店から出てくる。
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海月(プロフ) - ミクスさん» 心の準備が出来ない!w (2019年2月5日 20時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミクス - 神威くん、息を吐くように下ネタ言わんでくれる!? (2019年2月5日 19時) (レス) id: 8004df71ed (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 実花さん» 夢主「おおおお!」^ ^ (2019年1月31日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
実花 - 夢主ちゃん頑張れー!!!! (2019年1月29日 22時) (レス) id: fc20ff55d9 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - コロさん» カッコいいですよねwこうゆう人になりたいw (2019年1月26日 12時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2019年1月12日 19時