スマホを持たないだけなのに。 2【白布賢二郎】 (ページ8)

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おまけページ8

白「こら、蓮…頭乾かせ」

蓮「パパ雑だもん！やだ！」

白「…ﾁｯ」

お風呂場がやたら騒がしくなってきた
そろそろお風呂上がったのかな、とテーブルにご飯を並べる

ﾊﾞｧﾝ!

『！？』

凛「うわぁぁぁあんっ」

思いっきりドアが開いたと思えば泣きながら凛が入ってくる

『どうしたの』

凛「マァマァぁあああああ」

トテトテ、と歩いてぎゅーを求めてくる息子が可愛い

蓮「また泣いてやんの！！よーっわぁ！！」

凛「うわぁぁぁぁぁあんぁぁぁあんん」

『こら、蓮！』

二人の息子は双子で小学3年生

蓮はお兄ちゃん、凛は弟になるんだけど
かなり仲が悪くて

仲いい時は仲いいんだけど…

白「蓮、お前いい加減にしろ」

蓮「だって凛が…ｯｸ…うっ」

賢二郎パパのガチトーン
それは怖い…、私でもゾクッとくる

2人が泣き出してご飯どころじゃない

白「ほら、ごめんなさいは」

蓮「ごめっ、…んなさいっｯｸ…ううぅぁああｱｯ」

凛「いいよ…ｯｸ…ｯｸﾞｽ」

賢二郎と顔を見合わせて笑う
ほんとに手のかかる子だな、なんて

それがまた幸せなんだなって実感する

白「ご飯食べよ」

『そうだね』

白「冷えちゃう」