うちの学校「悪女校」なんだけど【呪術廻戦】

第3話　太郎くん ページ5

「狗巻太郎だってよ」


棘が首をもぐ勢いで首を振って、おかかと言っているカオスな空間にパンダの言葉が響いた


「「た、太郎ぉぉぉ？」」


太郎だってさ、太郎…

パンダってば、流石にそれはセンス無さすぎでしょ


毒島にもバレるよ


「えぇ！！太郎くんってゆうのぉ！？かっこいぃ名前だねぇ♡私、こんないいぃ名前、聞いたことないよぉ」


「「「ぶはっ」」」


ば、バレないどころか、かっこいいだって…

やば、この子、手段は選ばん奴だ


それとも素で言ってんの？

それなら尚更やべぇわ


「しゃけ！！しゃけしゃけしゃけ！！！」


棘は壊れたのか？

さっきから、おかかとしゃけしか言ってないよ


まぁ、そんぐらい毒島に名前バレしたくなかったのね



そんなことを考えてると五条せんせーが近付いてきた


「ねぇ」

毒島と棘にはギリ聞こえない声量


「なんだよ悟」

真希が不機嫌さうに返す


「いや、あの子さ、僕に名前聞いた時もこんなかっこいい名前聞いたことないって言ったんだけど

僕の名前って太郎に負けるの？」


まさかの使い回しの言葉…


「「「ぶはっ！！」」」



本日、数回目の吹き出し

五条せんせーの名前は太郎に負けるらしい


私達はゲラゲラ笑うが五条せんせーは至って真剣なようだ



「ま、ぷふっ、負けんじゃ、くふ、ね？」


真希が笑いを堪えて返す



一方、棘と毒島は…



「太郎くんの好きなものってぇ？」

「太郎くぅん、呼んだだけぇ」

「太郎くん！太郎くん！！」


「おかかおかかおかかおかかおかかおかかおかかおかかおかかおかかおかかおかか…」


「太郎く『爆ぜ「ストップ！！」なぁに？東雲さん？」


色々限界だった

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