【第五人格】Jewelry love (ページ13)

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Jewelry love11 ページ13

「んっ……」

あのまま寝てしまっていたようで、気が付くと外はまだ真っ暗で…
ふと枕元の時計を見ると時間は深夜の１時過ぎ…
鏡を見るとなんとも言えない酷い顔。
泣いたのがよくわかる…

顔も洗いたいし、喉も乾いたので一度食堂へ向かおうと重い腰をあげ、ドアへ向かう。

ゴンッ－
と鈍い音がするがドアは押しても開かない。

「あれっ…んんっ…開かない…」

一度ドアを戻してもう一度勢いよく押す。

ノートン「いたっ…！」

勢いよく押したドアはまた何かにぶつかる鈍い音と共に
人の声が聞こえた。

「え…？」

ノートン「いってー…」

この声…聞き覚えのある…

声の主は腰辺りを擦りながら足りあがり私が開けかけていたドアを開けた。

「ノートン…？なんで…」
ノートン「ノックしても返事がなくて…でも早く会いたくて…ドアの前で座ってたらいつの間にか寝てた…」
「じゃなくて…なんでここに……」
ノートン「ねえ…その話の前に、部屋入ってもいい…？」

それもそうだ…こんなドアのところで誰に聞かれてるかもわからない。
私はノートンを中へ入れた。

「ごめん…お茶しかない…これでいい？」
ノートン「ありがとう。……ごめんね」

そう言いながらノートンは私の頬に触れる。

「え…？」
ノートン「泣いた跡がある。俺の所為だよね…ごめん」
「これは…別にそんなんじゃ…」
ノートン「俺ね、Aが走って行った後、ナワーブに言われてさ、改めて自分の気持ちと向き合ったんだ」

この後何を言われるのか…
改めて私は妹のような存在…とでも言われるのかと思うと、また目が潤んでくる
これ以上聞きたくない…

ノートン「ごめん、泣かせたいわけじゃないんだ。」

そう言いノートンは私を抱きしめる。