今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,327 hit
小|中|大
第二話【さとうしお*】 ページ4
その頃、青の軍服を着た彼女…シオは一人花壇の花に水をやっている最中だった。
「今日は一段と騒がしいな。」
政府に作られたとはいえ、感情豊かな学生軍人が集まるこの学園。
その中での生活は、さほど一般の学校と変わらない。
「最近は平和だな。出兵も少ないし。」
騒がしいのには、少なからず戦争が関係しているとシオは悟った。
平和なことはいいことだが、あまりいい気分ではない。
体が疼いて仕方がないのだ。
好戦的な彼女にとって、平和な日常はどうしても性に合わないらしい。
「平和過ぎて暇だ…。ぬいぐるみでも縫おうか。」
可愛い後輩にプレゼントしてやろうと、シオは校舎に戻っていった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←第1話【夜狐】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ