会議 ページ16
その日の夜。
ナルトは寝て、再不斬、白、カガナは会議をしていた。
議題は、木ノ葉崩しである。
「ほう…あの伝説の三忍の大蛇丸と三代目が戦うのか」
「そして、屍鬼封陣という封印術を使い、無くなると」
「ん、穢土転生した不完全な一代目と二代目と一緒にね」
カガナは迷っていた。
見殺しにするか、そうじゃないか。
「大蛇丸は強いし、一代目も二代目も相当な実力だ…正直」
「勝てねぇな、俺らが一瞬で犬死するだけだ」
カガナは更に暗い顔をする。
カガナの未来が見えるのを知っているのは再不斬と白だけである。
だから、あるはずであろう自分の結末も知っているし、ナルトたちがどうなるかも知っている。
悔しい、という思いがぐるぐるまわる。
どんなにカガナが身を張ってやるところで、サスケは里抜けしてすぐに大蛇丸に取り込まれるかもしれないし、この先の忍界大戦で何かあるかもしれない。
(でも…でも…!)
ポン、と頭を置かれた。
大きく、鍛えられたたくましい男の手だ。
「…たまに救えねぇ命もある。それがたまたま三代目なだけだ」
「再不斬さん…」
カガナは深く考えた末、コクリ、と頷いた。
「…未来通りに進ませることにする。…木ノ葉崩しの際はけが人を最小限に少なくしてくれ。頼むよ…」
「…さっさと寝ろよ」
再不斬は自分の部屋に戻って行った。
「…じーさん、ごめんね…」
苦しそうに呟いた後、部屋に戻ろうとする。
「カガナちゃん」
「ん、なんだい?白」
「…ホットミルクいれるから、どうか座って」
「…あ、蜂蜜入りで」
「…ふう…」
カガナの顔は緩みきっていたが、すぐに元に戻った。
「私、頑張るわ…」
「…そうですか…」
カガナは、決心をした。
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レルヤ(プロフ) - 漫画大好き少女さん» ありがとうございます!これからもがんばって書いていきたいと思います! (2018年4月8日 17時) (レス) id: 10d5175adb (このIDを非表示/違反報告)
漫画大好き少女(プロフ) - すごく面白かったです!続き期待してます!これからも頑張ってください! (2018年4月8日 17時) (レス) id: 412f05bc98 (このIDを非表示/違反報告)
レルヤ(プロフ) - 銀狼さん» 応援、ありがとうございます!まだまだ至らない部分が多々ありますが頑張ります! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 10d5175adb (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも頑張ってください!応援してます! (2017年9月2日 13時) (レス) id: 487e55f362 (このIDを非表示/違反報告)
レルヤ(プロフ) - ムーさん» 更新、頑張ります!(*`・ω・´) (2017年8月27日 16時) (レス) id: 10d5175adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムック | 作成日時:2017年8月11日 21時