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＊Cave Inimicum ページ7

Hermione side

貴「ハイ、ハーマイオニー」

ﾊｰ「あら、A。ふくろうの勉強してる？」

貴「……してなくもない…」

ﾊｰ「していないんでしょう？…………A、最近変よ。どうしたの？」

貴「…………誰にも言わないって約束してくれる？ハリーにもロンにも言わないで。お願い。」

ﾊｰ「…いいわ。」

貴「あの…、…悪夢を見るの、毎日同じ夢。…ハリーみたいに。それに、汗や涙が止まらないし…何より…リ、リアルなの……す、ごく、怖く、て…」

Aが話し始めたのは、とても想像もつかないような経験だった。

ﾊｰ「もう大丈夫よ。…ただの夢だから。ね？」

そう言って、震えて泣いているAを抱きしめた。
そうしないとまた壊れてしまいそうで。

ﾛﾝ「…おいおい、君が泣かせたのか？」

ﾊｰ「あら、ロン。」

貴「もう行くね。聞いてくれてありがとう、ハーマイオニー。…それじゃ、」

追いかけたかった。
追いかけてしまえば、拒絶してしまうのが目に見えていた。

でも、例外がいるってこのことかもね。

あなたは愛されてる。
このことに早く気づきなさい。

ﾛﾝ「ハリーってAのこと……」

ﾊｰ「そうみたいね。……でも彼は意外かも。」

ﾛﾝ「マ、マルフォイ？？？！」

ﾊｰ「ｼｯｰ！！声が大きいわよ！！！」

ﾛﾝ「君も大きいよ！！！」