辿り着く先は【ハリポタ】 (ページ25)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:5,971 hit

＊Glacius ページ25

Harry side

ハーマイオニーは図書室で記憶について調べていた。
どうしてAがあんなに取り乱しているのか分からなくて、みんな不安になってる。

ﾊｰ「記憶を戻させる薬があればいいのに…」

ﾊﾘｰ「…それ、大丈夫なのかい？Aは思い出したくないのかも…」

ﾛﾝ「そうだよ、無理やり飲ませなくても…ジュースに混ぜて飲ませても…きっとAは気づく。そうなったら僕たち…おしまいさ。」

ﾊｰ「でもどうすればいいの？…あんな風になってるのを見逃せっていうの？」

ﾊﾘｰ「そうじゃないさ。ただ無理やり記憶を戻していいのかってことなんだ。」

ﾊｰ「そうだけど…」

ﾛﾝ「それにしても、最近のA変じゃないか？」

ロンがまた話を始める。
マルフォイのせいで最近おかしいのにな？

ﾊﾘｰ「ずっと様子はおかしいよ」

ﾛﾝ「違う。ハーマイオニーみたいに図書室に通ったり、スネイプのところに行ったり。この前なんか嘆きのマートルのところへ行ってたんだぜ？」

ﾊｰ「図書室？…Aは図書室なんて嫌いでしょ？」

ﾛﾝ「そうさ。だから変だって言ったんだ。」

あの朝食のあとからAとは話をしなくなった。会うこともなくなった。

まるでずっと家に閉じこもっているみたいに。

まるで昔に戻ったみたいに。

ﾊﾘｰ「彼女、昔に戻ったみたいだ。…行動が。」

ﾊｰ「ええ、そうね。調べてみましょう？」

ﾛﾝ「何か起こってる。…何かが迫ってきてるみたいだ。」

ロンが言った一言が頭に響いた。不気味に。