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お気に入り50記念閑話 ページ38



NG集:part1



[第3話]

「首領、中原です」

中原って言うんだ此の人。

背中をじろじろと眺めながら歩き始め

「ぐふっ_」

「あ?」

「やっと起きたのね! リンタロウ、彼女のドレスを返してあげて!」

「エリスちゃん、奥の部屋に用意してあるよ」

「行きましょうっ!」

撃ち込まれたのは弾丸ではなく小さくて可愛いお姫様。

大ダメージです。

「未だ此処は始まったばかりの大切な場面で_って手前も嬉しそうに着いて行くンじゃねェ!」



[第5話]

ドン、と重い音が壁を伝い空気を揺らす。

苛々しているなきっと。

素早く隣の部屋の扉を叩く。

「遅ェ」

「申し訳ありません」

冷やしておいた茶を淹れて渡すと、彼は一息に呷って飲み干す。

無言で差し出されたカップにまた注ぐ。

「壁を殴ってストレスは解消されませんか」

「余計苛々するだけだ」

「矢張りベルを設置して頂きましょうか」

「その前に体を動かしてェ」

腕を掴まれぐっと引かれる。

「一戦やるぞ」

「…お手柔らかにお願いします」



[第7話]

見下ろす建物、目当ての人物を視界に収めて息を吐く。

「お願いします」

「じゃあ一度旋回するね」

谷崎くんが手際よくヘリコプターを操縦する。

「何故(やつがれ)まで飛ぶ羽目に」

「演出だよ芥川くん、其の外套がはためいて格好いいと思うけどな」

此れまで何度も高所で戦ってきた筈なのに、未だ慣れないらしく居心地が悪そうにしている。

(やつがれ)は話した後、敵を屠る場面であって…」

「ほら、行くよ」

「ま、待ってくださ」

終わってから合流した樋口ちゃんは何故か、鉢巻きに大旗を持ってカメラを提げていた。



[第13話]

「これ、すっごく美味しいです!」

「良かったね」

「鏡花ちゃんも好きだろうな」

「お土産に幾つか包んでいく?」

「今は賢治くんと出張に行ってるんだ。新潟のお米農家さんが困っているみたいで」

「…そうなの」

「最初は賢治くんと谷崎さんの予定だったんだけど、ナオミちゃんが嫌がったのと、鏡花ちゃんがお米の為にって立候補して」

「……」

「作り置きのご飯が今朝なくなっちゃっててお腹空いてたんだよね。本当に美味しい」

「誰かー、彼にご飯をー」



[第16話]

「……!」

「?」

「…!」

「?」

「………」

「………」

「…だあぁっ! 煩くて何も聞こえねェだろうが!」

「どうせ文字だけで音はありませんよ」

「根も葉もない事を言うな!」

「はい」

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梦夜深伽(プロフ) - 加奈さん» 中也の出番はこれから増やします!! (2020年6月6日 19時) (レス) id: 885dd45dfc (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 中也。 (2020年6月3日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
梦夜深伽(プロフ) - るるさん» ありがとうございます! (2020年6月3日 1時) (レス) id: fef69d0af7 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 文章が丁寧で物騒でめちゃくちゃ面白いです...!!更新楽しみにしてます..!!!! (2020年6月1日 15時) (レス) id: 30c2a422ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梦夜深伽 | 作成日時:2020年5月24日 23時

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