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【17】優亜 SIDE ページ17
彼の顔が近づき、彼の右手が、ゆっくり伸びてきた…
潤:「…はい。」
優亜:「えっ？」
彼は、一枚の桜の花びらを、私に差し出した。
潤:「髪に、ついてた。(笑)」
優亜:「あ…(笑)」
彼の手から、花びらを受け取ろうとした瞬間…
花びらは、風にさらわれて行った…
潤:「今日も…綺麗だなぁ。」
優亜:「えっ…？」
彼が、指差した先には…月があった。
雲に隠されることもなく…とても鮮明に、優しく輝いている。
優亜:「月と桜…何か、贅沢ですね。」
潤:「はい。」
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作者名：愁(ｼｭｳ)
| 作成日時：2010年12月27日 2時
