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38話 侑李side ページ38

グイッ



僕は、新メンバーになるとかいう(名字)Aを連れ出した















どうしても話がしたかったから













僕は、そいつを引っ張って適当に鍵が開いている部屋に入った















A「あ…あの…」
















侑李「ねぇ」











A「は、はい」












侑李「(名字)さんはさ、納得してるの? JUMPに入るかもしれないってこと。


あと、さっき社長が言っていた提案にしても」












A「…私は…腹を括りました。




私たちのことを納得しない人もこの先絶対出てきます。




…だけど、私がcherieのみんなのためになるなら頑張らないとって思ってます。」











僕はその言葉を聞いた瞬間、ちょっとした怒りが湧いた






侑李「(ボソッ)そういうことか……」









A「え…?」













侑李「つまり君は、自分たちが売れるため…世間に認めてもらうために、僕達を宣伝道具として使うわけ?」












A「!!!!



そんなつもりじゃ…!!」














侑李「君にはそういうつもりないのかもしれないけど、ファンの子はきっとそう思うよ。




そして、僕も。」







厳しいこと言ったけど、これが僕の本音だ。













それくらい真剣な問題なんだよ












A「…私は世間に認めてもらおうとか、売れるとかそんなこと考えられないです!






ただ…いま、私にできることは社長が提案してくれたことをやり通す!!



それだけです!!







Hey!Say!JUMPのみなさんにはご迷惑をおかけすることだと思います。







それに関してはほんとにごめんなさい。







…だけど、私は本気です。」









そういった彼女は、熱意を出すと共に涙を流した。







正直、動揺してまった。








侑李「え…っと…、と、とにかく、(名字)さんが本気なら、







僕は君を実力で潰しに行くから。









覚悟しなよ。 女だからって容赦しない。」














A「わかりました。全力できてください。




お願いします!!」









侑李「…じゃ、話はそれだけ。



覚悟しとけって伝えたかっただけだから。」









ガチャ







僕はそう言い放ったあと、そいつを残して部屋を出ていった









「へぇー…知念もいう時は言うね」








壁によりかかってそう言ってきたのは







伊野尾ちゃんだった。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:柚姫 | 作成日時:2017年9月19日 23時

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