18：爆弾発言 ページ19
「なーに、Aに呼ばれたら世界中のどこへでも駆けつけるよ」
「そういうのいいんで。何の用ですか？」
冗談なのか本気なのか、判断しづらいトーンで話す五条に対し、伏黒が実に冷めた対応を取る。
Aはまだ口をぱくぱくさせている。
「来る気なかったんだけどさ。さすがに特級呪物が行方不明となると
五条が少しも悪びれずに言い放った「来る気なかった」という発言に、伏黒の機嫌が露骨に悪くなる。
「だってそうでしょ？ Aと恵の組み合わせなんて、心配する方が馬鹿馬鹿しいって言うか。Aは仲間思いのいい子だから合同任務の方が調子良いし、恵はAのことバッチリ守ってくれるし」
「私ファーストで考えるのやめてもらえません……？」
「いや〜それにしてもボロボロだねー！ 2年の皆に見せよーっと」
ニヤニヤとした笑み(目隠しのせいで目元は見えないが、緩んだ口元で判断できる)を浮かべながら、五条はAと伏黒にスマホを向けてカシャカシャと連続でシャッターを切った。
「ちょっ！！」
若干の怒気を孕んだ声を出しながら、Aが咄嗟に顔を腕で隠す。
「どさくさに紛れてA撮るのやめてください」
伏黒の視線が、より一層冷えたものを帯びる。
それだけで人を殺せそうな勢いだ。
「撮れるときに撮っときたいじゃん？」
「はああ？」
「恵にも送っとくから」
「…………」
「え？ 何でそこで黙っちゃうの！？ 怒るなり拒否するなりしてよそこは！！」
伏黒の不自然な沈黙に、Aが思わず慌てる。
「──で、
あまりにも急な話の方向転換に、Aと伏黒は一瞬面食らったが、すぐに顔を見合わせてから、どちらからともなく俯いた。
何と説明すべきだろう……いや、どこからどう説明すべきだろう。
「あのー」
ここで、五条が登場してからずっと不思議そうにこのやり取りを眺めていた虎杖が口を開き、そっと手を挙げた。
「ごめん、俺それ食べちゃった」
五条の表情が瞬時に固まる。
「……………………マジ？」
「「「マジ」」」
3人が同時に頷き、そして同時に五条の台詞をおうむ返しにした。
マジなものはマジである。
「んー？」
何らかの確認をするために、五条が虎杖に自らの顔を近付ける。
虎杖は思わず後ずさった。仕方のない反応と言える。
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YUKIKA(プロフ) - 続き待ってます (2022年12月9日 2時) (
レス) @page23 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年3月12日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 夢花さん» ありがとー！！！ 全然大丈夫よ！姫はHEROになれるかの方も更新頑張るね！(*^▽^*) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - ヒメちゃん新作おめでとう!!!言うの遅くなってごめんよ_(._.)_ (2021年9月10日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - まくすうぇるさん» 話の流れは原作通りにするつもりなのですが、救済についてはまだちょっと考えています。やるかもしれません。地獄が軽減される(？)かもしれません。悩ましいです……！ (2021年9月1日 17時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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