266_剛典side ページ26
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臣さんがこっちにやって来た途端、パァと明るくなるAちゃんの表情に反比例して俺の気持ちは暗くなった。
好きな子のことずっと見てればわかる。Aちゃんが臣さんのこと好きなことくらい。
前に、健二郎さんと二人きりの時間があってAちゃんの話になったことがあった。
健二郎さんはたぶんAちゃんのことが好きなんだろうって分かってたから、それとなく挑発してみたんだけど。
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岩「臣さんのこと好きですよね、Aちゃん」
健「せやなあ･･･」
俺がそう言うとどことなく悲しそうな顔して健二郎さんは言った。
岩「なら、自分のこと好きにさせたいとか思わないんすか？」
健「そんなこと思わへんよ。笑
俺はAちゃんが幸せならええし。やから臣ちゃんがAちゃんのこと泣かせるようなことするんやったらそん時は許さへんけどな」
正直、かっこいいと思った。でも俺は、黙って見てることなんて出来ない。
だから臣さん。悪いけどAちゃんはあなたには渡したくない。
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臣「マリアも会いたがってるし、俺らの席に来る？」
『えっ･･･でも』
臣さんがそう言うと、途端にAちゃんの顔は暗くなった。･･･というより少し青ざめている？
臣「ほら、」
『イヤっ！！』
Aちゃんの手を臣さんが掴んだ途端、突然悲鳴を上げ、周りにいた人全員が何事かという表情になった。
臣「っ何なんだよ、この前から。そんなに俺のことが嫌か」
『･･違っ』
臣「なら、岩ちゃんとずっと仲良くしとけ」
臣さんがすっかり怒ってドンドンと大きな音を立てながら自分の席に戻っていった。その背中を見ながら、Aちゃんは静かに涙を流していた。
岩「大丈夫？外出る？」
俺がそう言うと、彼女は小さく頷いた。
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葵(プロフ) - 小田島陸さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます(; ;)そう言っていただけると執筆の励みになります。本編は終わってしまいましたが、続編の方も見て頂けると嬉しいです(#^.^#) (2018年7月27日 19時) (
レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - お疲れさまでした。葵さんの作品を読んでから、三代目がもっと好きになりました。メンバーみんな、それぞれの個性が出てて、いいなぁ・・・、って。 ここに来るのは久々だけど、いつの間にか終っちゃってて。もっと早く来るべきだったなって、後悔してます。(> <) (2018年7月27日 19時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 莉亜さん» 楽しんで頂けて嬉しいです(T ^ T)こちらこそありがとうございました！ (2018年6月30日 8時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - お疲れ様でした！いっつも本当に楽しまさせていただきました！ありがとうございました！ (2018年6月29日 23時) (レス) id: bb8dfefc24 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - めいさん» お陰様で完結いたしました！そう言って頂けてとても嬉しいです(;∀;) (2018年6月29日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2018年4月16日 22時
