256_剛典side ページ16
.
いつもみたいに事務所に出勤すると何やら怖い顔をして楽屋の上に並べられたお菓子を食べながら話をする3人組とその脇には暇そうに雑誌をペラペラとめくる臣さん。
岩「どうしたんすか？」
健「ああ、おはようさん。いや、ちょっとAちゃんの事について話しとってな」
岩「Aちゃんがどうかしたんですか？」
健二郎さんから臣さんと喧嘩したったいう話を聞いて、どうしたんだろうって気持ちと少し嬉しい気持ち。
俺ってこんなに嫌な奴だったっけ。
でも珍しいな。
この前、少し様子がおかしかったし何かトラブルに巻き込まれていないだろうかと心配になる。
E「そういえばもうすぐ直己さんの結婚式だね」
健「せやなー。うちの業種の結婚式は特殊やからなあ」
隆「メンバーの結婚式は初だもんね〜。でも楽しみだな、美味しいもの食べれるし」
そっちかい！って健二郎さんのツッコミが入ったと同時に誰かのスマホの着信音が鳴り出した。
岩「ん、あ。すみません俺です。」
ディスプレイにはAの名前。
岩「えっ、うわっ、」
慌てすぎて思わずスマホを落としそうになり、健二郎さんに何事やと笑われた。
岩「いや、Aちゃんから電話っす」
スマホを持って楽屋の外に出ると、深呼吸してから着信をとった。
岩「もしもし？何かあった？」
『あ、すみません忙しいのに。あの、今度直己さんの結婚式があるじゃないですか･･･それで、ドレスとかどうすればいいかなって相談に乗っていただきたくて』
岩「あー！じゃあ来週末、暇な日あったら一緒に見に行こっか」
俺がそういうと電話先からはいいんですか！？って途端に明るくなった声が聞こえてくる。
思わず緩む口元を抑えながらも日時を決めて電話を切った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1864人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - 小田島陸さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます(; ;)そう言っていただけると執筆の励みになります。本編は終わってしまいましたが、続編の方も見て頂けると嬉しいです(#^.^#) (2018年7月27日 19時) (
レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - お疲れさまでした。葵さんの作品を読んでから、三代目がもっと好きになりました。メンバーみんな、それぞれの個性が出てて、いいなぁ・・・、って。 ここに来るのは久々だけど、いつの間にか終っちゃってて。もっと早く来るべきだったなって、後悔してます。(> <) (2018年7月27日 19時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 莉亜さん» 楽しんで頂けて嬉しいです(T ^ T)こちらこそありがとうございました！ (2018年6月30日 8時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - お疲れ様でした！いっつも本当に楽しまさせていただきました！ありがとうございました！ (2018年6月29日 23時) (レス) id: bb8dfefc24 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - めいさん» お陰様で完結いたしました！そう言って頂けてとても嬉しいです(;∀;) (2018年6月29日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵
| 作成日時：2018年4月16日 22時
