２０(J) ページ20
早起きが全く苦痛じゃなくなった。
「サラン〜♪」
たぶん雑種のこの小猫・サランの存在。
そして…
「あ、ジョンヒョンくん〜今日も朝早いね！」
「Aさん！おはようございます」
朝日に照らされた彼女は、少し眠そうだけど
俺に笑顔を向けてくれる。
まさかこんな風に彼女と話せるようになるなんて夢にも思わなかった。
ありがとな、サラン
俺はサランの背中を撫でると、気持ちよさそうに喉を鳴らす。
「ほんと、サランってジョンヒョンくんのこと好きだよね〜」
「Aさんにも懐いてるじゃないですか〜」
「ううん〜絶対にジョンヒョンくんの方が好きだよ！イケメン好きなのは猫も同じなのね、ふふふ」
慈しむような優しい目をサランに向けて撫でる彼女。
俺はそんな彼女を見つめる。
「ん？」
「あ、なんでもないです」
ふと目が合い、そらしてしまった。
どんどん膨らんでいくこの思い。
「今日、ポジション評価だよね」
「はい、そうなんです」
「頑張ってね！私、ちょっと今回は現場に行けないんだけど応援してる」
「そうなんですね…
頑張ります」
見てもらえないのは残念だけど、仕方ない。
「こんなこと私が言っちゃダメだと思うんだけど…」
「えっ…」
ちょっとだけ期待してしまった自分が恥ずかしい。
「私、ジョンヒョンくんはきっと輝ける人だと思うから。
花道歩けるよ絶対に」
そう言って微笑んでくれた君を俺は一生忘れないだろう。
「ありがとうございます」
君の目に俺だけが映るように、
君の心に俺だけが存在出来るように、
俺頑張るから。
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杏花(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます！応援して頂けて嬉しいです♪ノロノロ更新になりますが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします＾＾ (2017年7月20日 0時) (
レス) id: 1aafa2c1d9 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 この話を読みながら思い返しています(T_T) めっちゃ応援しています^^ これからもp(*≧ω≦)/ ﾌｧｲﾃｨﾝ♪ (2017年7月16日 19時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏花 | 作成日時：2017年6月22日 1時
