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・（汐恩side） ページ9
……は？
あれは、佐藤景瑚やん、、…なんでAが…
そう考えていると、思い出した。
去年の体育祭の後、こんな噂が流れとった。
“4組の佐藤が3組のAちゃんのことを好きらしい”
最初はアホやん、とか思って笑って聞き流しとったけど、あながち間違いじゃないみたいや…
「罪悪感でも誘ってくれて嬉しい〜」
とか言っとる。
…なんや、A、俺のこと誘ってくれへんかったんや。
心の中を黒い感情が渦巻いとったことに自分でもびっくりした。
美鈴「ねぇねぇ、」
「あ？なんや？？」
美鈴「テーマパーク行く日さ、家近いし、一緒に行かない？？」
「…だる…」
美鈴「なんでそんなこと言うの！！迎えきてよ〜、よろしく！」
「…あっ、ちょ……」
言い逃げしよった、美鈴…
俺は断る隙も与えられず、美鈴を迎えに行かなあかんくなってしまった。
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作者名：ゆあん | 作成日時：2022年1月8日 21時
