AUサンズとオリキャラ達の学園生活！2

金糸刺繍の生徒手帳[めーぷーしろっぷ] ページ24

パピルス「――ということで、校則や季節行事はこの生徒手帳に記されているわけだ！」


手元にあるのは、胸ポケットに収まるサイズの一冊の手帳。

革で出来ていて、真ん中には金糸で校章の刺繍、見るからに高級感が漂う造りになっている。

中身を確認するためにパラパラとページを捲ってみる。

確かに、言われた通りの内容だ。

最初のページに学生証…

他にも先生の顔写真と担当教科…

皆勤賞…成績優秀賞の条件…

あぁヤバいもう興味ない止めた。

お前らも興味ないだろ。


パピルス「生徒手帳はそのまま学生証にもなっているからな！無くしたらただじゃ済まない…ど偉いことになってしまう！」


ど偉い事って何だよ。


パピルス「ええと…うん、何だったか忘れたが不味いことは間違いない！」


うん…


うんうん成る程…


いや忘れんな忘れたら不味いだろ。


パピルス「以上だ！これで説明を終わるぞ！」


しかもこのまま終わりやがった。

なんて骨体、骨だけに…

でも、無くしたら怒られるどころじゃ済まなそうだな。

何にしろ高そうだし、買い直すとか死んでもしたくない。

身内に忘れ物の常習犯(シロップ)がいるから、特に目を光らせとかないとな。

だから、いつも持ってくるものは予備を含めて多めに持ってくるし…

アイツはケガとかしやすいから絆創膏とか…

俺の苦労は絶えない。

ふと中学生時代、クラスメイトに「リアル・ドラ○もんのスペアポケット」呼ばわりされたことを思い出した。

お前らの為に持ってきてんじゃねぇんだよ！

まぁ言われたら、結局貸してやるんだけどな。

俺は誰のスペアポケットでもないし第一俺は何でも出せる訳じゃないから無いときに糞ほど文句付けてくるの止めて欲しいというかお前ら俺のことなんだと思ってんだとかどうせお前らにとって俺は都合のいい道具止まりなんだとかだから友達なんて糞食らえなんて正直思いながら然程面白くもない中学生時代を過ごし…


…済まん話が逸れた。


パピルス「じゃあこれから、教室を案内して行く！男女二列で並んでくれ！」


＊ガタガタガタッ！


みんなが一斉に起立して外に出始める。

今は…丁度三時間目か。

先輩が授業してるとこ、見られるかもな。

そう思いながら、みんなに合わせて外に出た。

背の順のこと小さい順って言うな！[めーぷーしろっぷ]→←…酷くね？（狐の神社）

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