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「はぁ…なんだか…
ふわふわ浮かんでる気がする…はははっ(笑)」
私は気づくと誰かの背中にいる。
────結衣ったら…
自分も酔ってるのにうちの事おんぶしてくれるなんて…!
いい友達を持った!!
そう思いながらその人の首に自分の腕を巻きつける。
?「あ、起きた?」
「えー?…だ、誰っ?!」
その声は男の人の声で、私は慌てて手を離す。
?「あーぶないって!!(笑)」
「わぉ…危なかった…
えぇっ?!なんでここにいるんですか!!」
恐る恐るその人の顔を見ると、
まさかの王子様、白岩瑠姫くん。
瑠「だから危ないってば!(笑)
騒いでもいいけど手は離さないで?」
「あ、…はい…///」
────なんでなんでなんで?!いつの間に?!
え…?あの時結衣と話して…それから…
どうしたんだっけ…?!
なんで瑠姫くんの背中にいるんだっけ?!
「あの…私は…
どうして瑠姫くんのお背中にいるんでしょうか…」
瑠「さぁ〜、なんでですかねぇ〜?(笑)」
「私…ご迷惑おかけして…本当に…ごめんなさい!」
瑠「まさかお気に入りの場所で
寝てるとは自分でも思わないでしょ〜?(笑)」
「えぇ?!あそこで寝てたんですか?!
絶対寒いのに…?!」
瑠「ほんとだよ(笑)
見つけた時凍死してるかと思ったもん(笑)」
「いや…本当に申し訳ないです…!!」
そう言うと、瑠姫くんは私を下ろす。
瑠「…いいんだよ?だってもう…彼氏なんだし?」
笑顔で言ってくれる瑠姫くん。
────わぁ…///
今までよりすごく…笑顔が輝かしい!!!
突然のことに酔いも吹っ切れて家に着くと、
私は改めて瑠姫くんに謝る。
「本当に本当に…ごめんなさい…!!」
瑠「A、もう謝らないで?
悪いことしてないのに謝られると俺困るよ?(笑)」
「はい…。でも酒は飲んでも飲まれるな!ですし…。
とても反省しています…!!
今後は気をつけます!!ありがとうございました!!」
瑠「うーん、どうしたらいいかな?」
そう言って顎に手を添えながら考える瑠姫くん。
「えっ?何が…ですか??」
瑠「どうしたら、Aと距離を縮められるか考えてる!」
「距離…??」
瑠「そう、距離!心の距離。」
「それはどういう…?」
────んー、ちょっと待って?
心の距離ってあの心の距離??(※いやなに)
瑠「なんかAが遠く感じるんだ。」
「え…」
────これは…いわゆる…倦怠期?!(※違う)
瑠「もっと近くに感じたいってこと。分かる?」
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Miaya(プロフ) - くうさん» コメントありがとうございます!!読んで頂けて嬉しいです! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - 言葉の表現とかもすごく素敵でした!!すごく楽しませてもらいました〜ありがとうございました! (2020年2月23日 0時) (レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - 櫻 紅さん» コメントありがとうございます!!コメント読んで少し泣きそうになりました...(T ^ T)最後まで読んで頂きありがとうございました! (2020年2月17日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 完結おめでとうございます。主様が黒王子の方も両方平行して書くの本当に大変だったと思います。すごく毎話展開が気になって楽しませてもらいました!素敵な作品に出会えて本当に読んでいて楽しかったです! (2020年2月17日 11時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - kurumuさん» 今まで読んでいただき本当にありがとうございます!!そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*) (2020年2月16日 14時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2019年12月28日 1時