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*
「あ…はい、もちろん…。」
────そうだ…あの告白のせいで…
うちの調子がおかしくなったんだ…(※人のせい)
男に免疫がない私だったが、JO1のファンになり、
*JAM となってこれからのJO1を応援するはずが、
あの事件後マネージャーに大昇格してしまったため
今となっては近くで晴れ舞台も成長も見ることが出来る。
最初は嬉しくて舞い上がってた。
でも、瑠姫くんに告白されてから、
私の調子は狂って、
仕事中も頭の中は瑠姫くんことばかり。
それでも瑠姫くんのことを憎めないのは、
────うちも、瑠姫くんの事が…好きだから。
瑠「ライブ中も、練習中も、ずっとAの事ばっかで…
俺、どうしていいか分からなくて…
頑張って忘れようと思っても、ダメだった。
忘れようと思えば思うほど、Aのこと考える。」
こんなに心が乱れたような瑠姫くんを見たのは
初めてだった。
私がこうさせているのかって考えると少し嬉しかった。
「瑠姫くん…」
瑠「ごめん、今日は帰るね。
焦らせちゃうよね、本当にごめんね!
また明日…。」
瑠姫くんの"また明日"が少し寂しく聞こえる。
────今…告白の返事…返せなかった…
あんな瑠姫くん…初めて見た…。
瑠姫くんのことを好きなのは間違いないのに、
瑠姫くんの悲しそうで寂しそうな目と、
余裕のない瑠姫くんに驚いて何も言えなかった。
「恋ってこんなものなの…?」
お風呂に入りながら今まで開いていなかった口を開けば
こんな事ばかり。
また自問自答が始まる。
「恋したことないってやっぱ不利だな…
今を輝く王子様…瑠姫くんが…
好きだって言ってくれるなんて…
てか…初恋…だよね…?
そうじゃん。ああ…やばい色々。
すっかり…心を奪われたな…ちょっろい」
湯船に入りながらそう言ってお湯の中に自分の顔を
突っ込む。
────いっそ嫌いになってくれればいいのに!
蓮「すか〜い〜!今日もいい!
俺は今日の碧海めっちゃ好き!」
碧「蓮くんも良かった!」
「…。」
マネージャーの仕事中。
楽屋で目の前に皆がいるのに瑠姫くんの事を考える。
祥「あ、A今日元気ないじゃん!」
「え、あぁ…祥生くん。」
祥「あ、瑠姫くんが良かったかな?(笑)」
「あっ…いえ!ごめんなさい!!仕事中なのに…。」
祥「いいよ、女の子って悩みがいっぱいあるんだよね!」
「ははは…(苦笑)そんないっぱいって程でも…。」
祥生くんに元気づけられて気持ちが少し楽になった。
*
*JAM…JO1ファン
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Miaya(プロフ) - くうさん» コメントありがとうございます!!読んで頂けて嬉しいです! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - 言葉の表現とかもすごく素敵でした!!すごく楽しませてもらいました〜ありがとうございました! (2020年2月23日 0時) (レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - 櫻 紅さん» コメントありがとうございます!!コメント読んで少し泣きそうになりました...(T ^ T)最後まで読んで頂きありがとうございました! (2020年2月17日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 完結おめでとうございます。主様が黒王子の方も両方平行して書くの本当に大変だったと思います。すごく毎話展開が気になって楽しませてもらいました!素敵な作品に出会えて本当に読んでいて楽しかったです! (2020年2月17日 11時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - kurumuさん» 今まで読んでいただき本当にありがとうございます!!そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*) (2020年2月16日 14時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2019年12月28日 1時