第25夜 アイスクリーム ページ25
「今度こそちゃんと買い出し行きますよ！」
まだ遊びたいぃぃと言う4人を連れて、Aは気合を入れて日用品のコーナーへと向かった。
4人が商品を探したり、カゴを持ってくれたり協力してくれたおかげで日用品の買い出しはあっという間に終わる。
「えっと次は…」
「A〜！俺、アイス食べたい！」
思いきり被せてきた拓実さんが指差す方には、31種類のアイスクリーム屋さん。
「まだ買い出しは終わってな……」
「いいじゃん行こ！」
輝かしい笑顔の拓実さんに手を引かれ、アイスを食べることに。
それぞれが好きなアイスを注文。受け渡し口で待っていると、1番最初に拓実さんのアイスが来た。
「なんか、あと4つ少し時間かかるっぽいから拓実くんとA、先に行って待っててくれん？」
「あ、じゃあ荷物持って待ってますね」
碧海から買い物袋2つを受け取ると、アイスを持った拓実さんと一緒に少し離れたところで待つことになった。
「拓実さんのは…いちご味ですか？」
「そそ。うまそうでしょ？」
そう言ってはにかむ拓実さんの笑顔はやっぱり眩しい。
「本当、美味しそうですね…」
「じゃあひと口あげるわ、はいっ」
「えっ！？だ、大丈夫です！」
「いや溶けるから！ほらA、早く！あーん！」
恥ずかしさから拒否るも急かされ、ずいっとスプーンを差し出される。
確かに目の前のアイスは溶け始めていて、まさに1番美味しい時！って感じだ。
これ以上拒否ろうにも両手は荷物で塞がっていてどうしようもない。
私は覚悟を決め、差し出されたアイスを食べる。
「んっ……んん！おいひい！これめっちゃ美味しいですよ！」
「マジ？そんな美味しいなら俺も食べよ」
「ぜひ食べてください！……」
そこまで言ってハッとする。
まって、拓実さんの使おうとしてるそのスプーン、さっき私が食べたやつ……………！
「た、拓実さん待っ……！！」
気付くも時すでに遅し。
拓実さんがアイスをすくい、口に含むまでがスローモーションに見えた気がした。
「ん、……………あっま」
スプーンをくわえたまま悪戯っぽく微笑むそれは、完全に確信犯だ。
動揺し過ぎて買い物袋を落とす私を見て、拓実さんは今日イチ満足そうにしていた。
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咲夜(プロフ) - 週7寿司さん» こちらこそいつもキュンキュンするお話を書いてくれてありがとうございます！(*^▽^*) (2021年1月12日 5時) (
レス) id: 6a5774188a (このIDを非表示/違反報告)
週7寿司(プロフ) - 咲夜さん» 私もキュンキュンしながら打ってます！笑更新頑張ります、いつもありがとうございます〜！ (2021年1月11日 23時) (レス) id: 8486858bad (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 第22夜の最後辺りの翔也くんの台詞にキュンｯときた(///∇///)（キュン死するかと思った） (2021年1月11日 6時) (レス) id: 6a5774188a (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 週7寿司さん» 確かに豆ちゃん食べにきそう…更新頑張って下さい(p｀･ω･´q)ﾌｧｲﾄ〜！！ (2021年1月11日 6時) (レス) id: 6a5774188a (このIDを非表示/違反報告)
週7寿司(プロフ) - 咲夜さん» 純喜は吸血鬼になってもカルボナーラ作ると思います！笑そして豆とか食べに来てると思います笑更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年1月10日 22時) (レス) id: 8486858bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2020年12月21日 0時
