*生きるいみ* (ページ17)

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阿部兎さん。お疲れ様ですページ17

「あ、来島さん」

そう見かけたので呼ぶと慌てて駆け寄ってきて

「あ！A！心配したんッスよ！晋助様の部屋いってもいなかったし…」

あ…探してくれてたんだ…

「ごめんね」

「あれ…後ろの人は…」

「あぁ…この人は神威さん。色々ここに来るまで助けてもらったの」

そういうと来島さんからもお礼言ってくれた

「あ、どうせならさA俺の部屋くる？」

事情を話すと突然提案してくる

「あ…えーと…でも…」

迷っていると後ろから

「団長」

男の人がでてくる

団長…神威さんの事かな？

「あぁ阿部兎、どうしたの？」

笑顔を崩さずにそう聞く神威さん

「どうしたの？じゃねェさ。今日は会議があるっつってんだろうが」

軽く神威さんのマフラー？のようなものを引っ張る阿部兎さん

「と言うかお仕事終わってなかったんですね…」

「いいじゃないか。阿部兎。俺やりたいことあるからさ。阿部兎が会議出ておいてよ」

「団長…アンタ前も同じ事いってたよな？」

俺ァ疲れたと呟きながら額に手を当てる阿部兎さん

阿部兎さん、おつかれさまです…

「じゃあよろしくねー」

神威さんは阿部兎さんに向かってそういいながら私を横抱きにし、すごいスピードで走り始める

「え？！」

「ちょっ…神威さん？！」

やばいやばい！スピード速いよ！