お花屋のワンコ ページ2
A「こんにちわ！五関さん、河合さん、お花買いに来ましたー。」
河「あ！Aちゃん、いらっしゃい！五関〜、Aちゃん来たよ！」ﾜﾝｯ
五「飼い主を呼び捨てやめろ(笑)あと、しっぽと耳を隠せ(笑)」
河「あら？いつのまにお耳が…ひっこめー」
私の住むマンションの近くにある一つのお花屋さん。そこには、うちの飼い犬の良亮と同じで、犬の姿にも人間の姿にもなる河合さんがいる。
河合さんの飼い主さんは、お花屋さんの店長の五関さん、河合さんは働くことが好きで、人間の姿になりながらこの花屋の店を手伝ってる。
河「おいこら五関、さぼるんじゃない！」
五「さぼってないよ、河合が仕事できてるか監視してるんだよ？」
河「監視なんてしなくていいから手を動かせ！ほら、今日の朝に入荷した花を水につけて花束セット作っときなよ。明日は結婚式のブーケを三つと薔薇の花束のセット頼まれてるんだから、その準備とか、終わったら店の前を掃除してて！」
五「了解〜。」
たまに、五関さんと河合さんってどっちが店長だっけ？って思うくらいに河合さん仕事ができる…うちの飼い犬にも見習ってほしいかも。
河「そういえば、ハッシーは元気？」
A「元気ですよ。最近、元気すぎて一ヶ月前に買ったクマのオモチャを歯で噛み砕いて破壊しました」
河「あひゃひゃひゃっ(笑)最近のペットショップの人形、噛み心地いいもんね〜、俺はドーナツ型の音鳴るやつ好き♪」
五「河合〜、ブーケの花ってピンクと赤のどっち注文されてたー？」
河「ファイルに注文伝票あるから、それ見て確認してやればいいの！ファイリングしたリストあるから！」
五「ファイルなんてこの店あった？(笑)」
河「あるよ！(笑)この前買ってたじゃん、電話の棚の下だよ！」
A「なんか…大変そうですね(笑)」
河「飼い主…いや、店長がしっかりしてくれないとなんだけどね普通の店は(笑)」
A「でも、河合さんは凄いな…ちゃんと、仕事してて…」
河「Aちゃんの仕事は順調？」
A「んー…ぼちぼち？(笑)」
五「河合〜？棚の中にないよー」
河「だから！そこの棚じゃなくて電話の下の棚だって言ってるんだよ！」ﾜﾝｯ
五「あ、電話の方の棚ね。ずっとレジ側探してたわ(笑)」
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作者名：萌☆ | 作成日時：2018年11月17日 2時
