ハシ犬、飼育中。 (ページ5)

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飼い犬は、相談するページ5

橋「昨日からゴハンが食べれないくらいに失恋のショックから立ち直れないの…けど、Aとお話しできないのもツライから、お話しに来たの…」

橋「俺、Aのこと好き、だからAにワンコじゃなくて男として見られるように頑張るね！」

戸「えらいぞハッシー！拗ねたりするだけじゃなくてよく自分で立ち直ったね！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ

橋「素敵な拍手、ありがとうトッツー！
俺、立派な男になってAに認められて結婚するからね！」

A「なんか勝手に話し進められて、結婚まで言ってる…」

戸「とりあえず、ハッシーが元気になってよかった(笑)」

A「元気になったというかなんというか…」

橋「あ、でもトッツーに相談したいことあるの。Aには内緒だから、リビングで話そう？」

戸「わかったよ。じゃあ、Aちゃんは仕事の続きしててもらっていいかな？帯サンプルはA案とB案があるから選んで？表紙のパターンはこのリストから選出してていいから」

A「はい、わかりました」

戸塚さんと良亮は、仕事部屋に私をおいてリビングに行ってしまった。

私は、帯サンプルと表紙リストに目を通す。

橋「相談っていうのは、どうすれば俺は人間として見てもらえるかな…っていう相談。」

戸「その相談がとてつもなく難易度高いんだよね…」

橋「そうなんだよ…Aは、本当に俺のことを一匹の犬としてしか見てくれないから、愛犬としてしか見てもらえない…」

戸「ハッシーが、一人の男としてAちゃんのことを本気で思っていれば、いつかきっとAちゃんにもそれが伝わるはずだから」

戸「だから、自信を持って大丈夫。諦めずに頑張れば、思いは届くよ」

橋「うん…！そうだよね、トッツーありがとう」

戸「どういたしまして(笑)」

橋「なんか…トッツーに相談して安心したら、お腹減ってきた。昨日ゴハン食べなかったから後でAから、おやつ貰おう…」

戸「ハッシーは幸せだね(笑)好きな人と、一緒にいられるんだから。」

橋「うん、幸せだよ！Aのこと大好きだもん♪ずっと一緒にいたい。」

戸「Aちゃん、とっても素敵な子だもんね。ハッシーが大好きな気持ちもわかるよ」