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「ヌナがいるなんて思ってもなかった。」
ポツリと呟いた彼の声が
涼しい風にさらわれる。
「私がいるって分かってたら？」
少し意地悪な質問を涙ながらに問いかけると
案の定彼は顔を歪めた。
話を聞いてるうちに
彼のお兄さんはどうも特殊な仕事をしていると分かった。
ジョングクくんは苦手だと言っていたけど
何より味方になってくれるお兄さん。
兄貴も大事、という彼の思いが
その困ったような表情から
十分過ぎるぐらいに伝わってきて
冗談だよ、と付け加えると
グイッと突然彼の方に引き寄せられて
気づけば彼の逞しい腕の中に収まっていた。
ドクドクと彼の心臓がうるさい。
まぁ、私も同じなのだけれど。
頭には優しく彼の手が添えられていて、
彼の大きな胸に顔を預けた。
「兄貴には迷惑かけられないから。」
「知ってる。」
くすっと笑うと、
でもね、と彼は小さく言った。
「…………もしヌナがいるって分かってても
俺はヌナに迷惑かけたくないから
あの子とデートしてたかもしれない。」
「ソユンちゃんが私に何かしてくるかもしれないから？」
頭を撫でていた彼の手が止まる。
先回りする回答に少しばかり驚いたらしい。
でもそんなに時間が経たずにまた彼が
頭を撫で始めるから
彼の言いたいことが分かった気がした。
「………あの子はもう普通の子じゃない。」
「大事な人が傷つけられるくらいなら、
俺が傷つく。……俺なら耐えられるから。」
ギュッと抱き締める腕が強くなって
まっすぐ気持ちを伝えてくるジョングクくん。
俺なら耐えられるという彼が
どんなことを今までソユンちゃんにされてきたか
なんて私には到底分からない。
けれど
苦しい思いをいっぱいしながらも
私にまっすぐ気持ちを伝えてくれる
その想いから逃げてはいけない。
ジミンがいるから、と逃げるのではなく
ちゃんと一度向き合わないといけないのかもしれない。
彼の言葉にまた涙を溢して
彼のよれたシャツを濡らしながら
ふとそう思った。
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お団子 - 繋がります！探します(^^) (2018年11月26日 18時) (
レス) id: 13cf650bdd (このIDを非表示/違反報告)
お団子 - お久しぶりです!!!!待ってました泣また1から読んできます好きです (2018年11月26日 18時) (レス) id: 13cf650bdd (このIDを非表示/違反報告)
ユリン(プロフ) - まこさん» まこさんお久しぶりです、もしまだ私のことを覚えていてくださっていたら嬉しいばかりです。久しぶりに更新した通り、新しい所でお目にかかれれば幸いです。いつも応援と感想をくださっていてとても印象に残る方だったのでコメントを書きました、突然失礼しました (2018年7月27日 17時) (レス) id: 41aec78c15 (このIDを非表示/違反報告)
ユリン(プロフ) - お団子さん» 泣いてます、もう体調は恐ろしいほど回復してバンバン元気にやってます、お団子さんは本当に私の支えでして、、、よろしければまた新しい私と繋がっていただけたらと本気で思いますm(_ _)mお返事遅れて申し訳ありませんでした(T^T) (2018年7月27日 17時) (レス) id: 41aec78c15 (このIDを非表示/違反報告)
ユリン(プロフ) - あやさん» ありがとうございます(T^T)今日やっと帰って来ることが出来たため、お知らせを乗せました。待っていてくださって本当に幸せです、よろしければ見つけていただいて、またどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月27日 17時) (レス) id: 41aec78c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリン | 作成日時：2017年11月18日 20時
