君が好きで仕方ない 3

# 116 ページ17

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教室に入り自分の席につくと

前のミンソが勢いよく振り返って


私と目があったけど

再びチャイムがなって遮られた。









ミンソは心底残念そうな顔をして

前に向き直った。









……









"今日は清掃なしだからこれで終わっていいぞ〜解散。"







6限はあっという間だった。



気づいたら皆帰り支度を終えて

友達と帰っている。







人がまばらになった頃。





威圧感を感じて前を向いた。









「なに。」





「なにって。何よ。」






「なにって何よってなによ。」






「めんどくさい。」





「ごめん。」








くだらない内容で誤魔化そうとしたけど

あっさりぶったぎられた。








「この天下のミンソ様がお力添えしたっていうのに

　あんたはいい度胸してるわね。」





「悪かったわね。

　でもあんな紙授業中に投げてくるミンソが悪い。」

　






言い返すとむすっとしながら

ぶつぶつなにか言っているミンソ。








「だって気になったんだもん。」







それを最後に黙り込みを決めたミンソは

机に突っ伏してしまった。








「ごめんって許して〜。


　今度ジンニムの特集本買ってあげるから。」







「許す。」








瞬間で顔を上げ機嫌を直したミンソに思わず笑う。




ほんとにイケメンに目がないんだから。



そう言うと



イケメンは世界を救う。



とかいい始めたからスルーしてやった。

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