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第二章 死者の乗る自転車 ページ28
ナツメ「"お前じゃない"って言われたの…？」
アキノリ「間違いない…」
アキノリ／A「「妖怪の仕業だ…！」」
トウマ「でも、一体どんな妖怪なんだ…？」
アキノリ「恐らく…墓場から蘇った死者が、髪を振り乱しながら自転車に乗って襲ってくるとか？」
A「……」
リョウ「うぅ…」
アキノリ「あるいは…死んだ人間の顔が乗っかってるとか」
リョウ「うぅぅ…！！」
リョウは頭を抱えて怯えてしまった。
A「アキノリ…あまり、リョウ君を怖がらせないで…」
ナツメ「それ、結構怖いんですけど…」
トウマ「"お前じゃない"ってことは、きっと誰かを探してるんだと思うけど…」
アキノリ「何にせよ、そんな妖怪がいるなら俺達が
なんとかしないと！」
幸子「じゃあね!ケースケ兄さん！」
ケースケ「じゃあね!」
ケースケ「…」
ケースケ「妖怪なんて、い・な・い〜♪」
ケースケ「そ・ん・な・の、夢〜だよ〜…」
ケースケは歌いながら歩いていた。そこに…
ケースケ「ッ！」
何かの気配を察知し、ケースケは振り向く。しかし、そこには誰もいなかった。
ケースケ「…い、いるわけないし……」
そう自分に言い聞かせ、再び歩き出した。
チリン
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作者名：エム | 作成日時：2024年1月6日 20時
