【妖怪ウォッチシャドウサイド】初代エンマ大王の生まれ変わりは妖怪探偵団に居る (ページ27)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:1,304 hit

第二章　死者の乗る自転車ページ27

アキノリ「【死者の乗る自転車】のことを書き込んだ
リョウくんだよね？」

リョウ「…うん」

リョウという少年はフードを被り、ソワソワとしながらも頷いた。

チリン

リョウ「ひっ……！」

アキノリ「！」

アキノリはベルの音に振り返るが、それは少女が乗っていた三輪車の音だった。

アキノリ「大丈夫、あれは三輪車のベルだよ」

リョウ「僕…襲われたばっかりだから、ベルの音を
聞くだけで怖くて…！」

ナツメ「大変だったね…」

A「怖かったよね…」

ナツメとAはリョウの隣に座り、優しく声をかけた。

トウマ「襲われたのはいつ？」

リョウ「…暫く前から、付け狙われてる気はしてたんだ……一人で歩いていると、後ろに気配を感じたりね…」

リョウ『ッ！？』

リョウは咄嗟に後ろを向くが、そこには誰もいなかった。

リョウ「そんなことが続いてさ…そして昨日…ついに奴が現れた！…振り向いたらそこにいたんだ…【死者の乗る自転車】が…！そして僕をジッと見て言ったんだ……」

お前じゃない……お前ジャナァァァイ!!

　
リョウ『た、助け………っ！」

リョウ「まるで、頭に噛みつかれる様な衝撃があってから、その後のことは何も…」