二つ目 ページ4
炭治郎side
善逸が走っていった後を追いかけて、俺も素早く石階段を上った。
途中で伊之助に追い抜かれたけど……。
炭「……わぁ………。」
上に着くと、感嘆の声しか出なかった。
どこまでも続いている真っ赤な鳥居が其処にはあった。
その先は何処につながっているのだろうか__。
そして一つ目の__もとい一番前の鳥居の柱に、少女はいた。
綺麗だ……、それが最初に思ったこと。
そこで初めて少女が口を開いた。
貴「此処に参拝者が来るなんて……いつぶりかな?はじめまして」
その、例えるなら白く透き通った声に、俺よりも早く善逸が反応した。
善「あ、あ、あの!!はじめまして!結婚してください!」
………かなり混乱しているな。
善逸は、結婚、とは言うつもりがなかったらしく、一人で焦っている。
善「あっ!いや、結婚っていうか……。」
伊「バカかお前」
善「お前にだけは言われたかないよ!!」
そしてどう対処しようか困っている、少女も可愛い、と思ってしまう。
炭「こら、善逸、伊之助やめるんだ。」
此処できっちりと仲裁をして並ばせる。
貴「いえいえ…、とても面白い人達ですね!」
その言葉で、また善逸が騒ぎ出したので、とりあえず
炭「参拝するぞ」
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作者名:ジゼル | 作成日時:2019年8月31日 8時