KFM2〜俺ら＋1人の共同生活〜

渡したいもの ページ30

-家-

ｶﾞﾁｬ


A)「ただいま〜」

裕太)「俺、部屋に自分のもの置いてくるね

俊哉)「俺もそうしよっかな♪」

A)「分かった」


2人は各々の部屋に、私はキッチンに入った



-キッチン-

私は買ってきたマグカップたちを取り出して洗った


A)「喜んでくれるかな...」


"こういうの嫌いな人いたらどうしよう..."


そんな事を考えているうちに、マグカップは洗い終わり、一息つこうと思った矢先


plplpl...


ケータイが鳴った


ディスプレイには"cafe＊LEEN"


A)「なんだろ..」


ﾋﾟｯ


A)「もしもし??」

詠介)「あっ、Aさんですか??詠介です」

A)「どうしたんですか??急に」

詠介)「渡したいものがあるんですけど、今から店来れますか??」

A)「あぁ...分かりました。すぐ行きます」


ﾋﾟｯ


私はリビングに置き手紙を残し、店に向かった






.








.








-cafe＊LEEN-

ｶﾞﾁｬ


詠介)「あっ!!いきなりすみませんでした」

A)「いえ...。それより、渡したいものって??」

稜平)「コレ」


稜平さんが持ってきたのは中くらいの木箱だった

A)「何ですか??」

詠介)「開けてみてください」

A)「はい...」


ﾊﾟｶｯ


A)「コレって...ミルとドリップ....ですよね??」

詠介)「ちょっと古いんですけど、良かったら」

A)「良いんですか...!?」

詠介)「稜平くんは貰ってくれませんし」

稜平)「置く場所ねぇし」

詠介)「で、コレもどうぞ♪」


詠介さんは私に茶色い袋を渡してくれた


詠介)「ウチのブレンド豆です♪」

A)「ありがとうございます!!でも何で....??」

稜平)「家で少しは練習しろってことだ」

A)「はい...」

詠介)「1人で持って帰れますか??」

A)「大丈夫です。ありがとうございました」


ｶﾞﾁｬ






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