アイドルの秘密…？

遅い ym×tk ページ16

たかきside






「…遅い」

『まだ』

「さっきも聞いた！」


俺は今、目の前にいる奴に怒っている




俺という彼女がいながらスマホをいじっているなんて


もういいし！

最後の手段だ！

まずは雑誌を取って〜

「えっ！この人めっちゃスタイル良いんだけど！いいなー、しかもかっこいいし！」



『…』ピタッ


よし、とりあえず聞こえているらしい。



「俺この人彼氏にしてみてー！絶対優しいじゃん！」




『…』


あれ、なんかこっち来た


え、なんか怒ってんだけど


怖い怖い！



ドン



まって、何この状況

なんで俺が壁ドンされてんの？！



『あのさぁ』

「ヒッ！」

『彼氏の前でかっこいいとか言わないでくれる？』


これはもしや…


「嫉妬？(笑)」

『そうだよ！嫉妬して何が悪い！俺の前でかっこいいとか言う方がおかしいだろ！』


開き直ってるんだけど(笑)


「なんか、ごめん…」

『別に良いんだけどさ、俺の前でかっこいいとか今度から言わないでね』

「うん！」






彼氏のかわいい一面が見れた日でした(笑)









End

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