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高校1年を終える頃、俺にとって宏光はただの幼なじみとしか思わなくなっていた。

廊下ですれ違う時に「よっ」と声を掛ける程度で一緒にいるやつに知り合いかと聞かれると幼なじみと答える。

ただそれだけ。


>明日、ひま?

ある金曜日の夜、宏光から届いたLINE。

明日は彼女とデ-トするけど<

>そっか、わかった。急にごめん。

何だろうって気にはなったけど彼女から掛かってきた電話にそれ以上考えることは無かった。


次の日、両親はどこかへ出掛けてていなかった。

俺も支度をして彼女と待ち合わせた場所へ向かった。

彼女とは映画を観て買い物をして楽しい時間を過ごし、夕方家に帰る。

玄関に見慣れない真っ黒の革靴が揃えて置いてあった。

リビングのドアを開けると真っ黒のフォ-マルスーツを着た宏光がソファ-にいた。

おかえり。って笑う宏光はどこか悲しそうで。

立ち上がって「おじさん、おばさん今日はありがとうございました」って頭を下げるとまたね。って笑って玄関へ向かう。

俺の横を通り過ぎる時、「じゃぁな、…藤 ヶ 谷」そう言った。

今まで名字で呼ばれたことなんて一度もなかった。

毎日誰からか呼ばれる自分の名字。

それが宏光に呼ばれると全く別物に聞こえて苦しくなった。

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zumi(プロフ) - さっPさん» さっPさん★ありがとうございます!!2人に感情移入して貰えるなんて光栄ですよー(o´艸`)また楽しんでもらえるような作品が書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - かなさん» かなさん★最後までお付き合いいただきありがとうございます♪泣かせてしまってすみません。笑!!また遊びに来てくださいね、今後ともよろしくお願い致します(*´`) (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - mitsuさん» mitsuさん★いつも本当にありがとうございます(o´艸`)また次の作品も楽しんでもらえるものが書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
さっP(プロフ) - こんにちは♪完結おめでとうございます!前半はひろに感情移入、後半は太輔に感情移入でした!ずっと変わらず太輔を想ってるひろが健気で、それでいて芯が強くて……(/_;)太輔はこの過ちをずっと忘れないで、いつまでもひろのことを離さないでほしいと願います!(*^^*) (2015年12月26日 12時) (レス) id: 9aef3c4f25 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 完結、おめでとうございます。何度も泣かせて頂きました!最後は幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。に (2015年12月26日 2時) (レス) id: 284ce13457 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:zumi | 作成日時:2015年9月2日 20時

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