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ーガチャッ
「ただいまっ」
キッチンから聞こえる母さんのおかえりの声。
「ひろはっ?何か連絡あった?」
リビングに駆け込んだ。
「あー、ひろくんね、連絡はないけどネットで見たら到着時間が遅れてるみたい…」
「そ、っか…」
わかりやすく落ち込んでしまう。
1分でも1秒でも早く会いたかったんだ。
「あら、雪降ってるの?お父さん傘持っていかなかったー」
ソファーに座る俺の後ろで慌てながら父さんに連絡を取っているであろう母さん。
「太輔、駅までお父さん迎えに行ってくるから。それともうすぐ、ひろくんの荷物が宅配便で届くと思うから受け取りよろしくね、行ってくるね」
バタバタと出掛けて行く母さん。
途端、静かになる家が急に淋しかった。
部屋の隅でキラキラ輝くクリスマスツリーを眺めながら、宅配便よりも宏光の帰りを待った。
ーピ-ンポ-ン
宏光っ…?
玄関に走った。
「はいっ!!」
『こんばんはー。○×急便ですー!!』
ドアの向こう側から聞こえる明るい声。
宏光よりも先に着いた荷物。
「はい、今開けます…」
小さく息を吐いて、一気に沈んだ気持ちで俯いたままドアを開けた。
「うわぁっ!!」
ドアを開けた瞬間、体に衝撃が走って冷たいものに包まれる。
ギューッと強く俺を抱きしめてくれる冷たい冬の匂いを纏った愛しい温もり。
「Merry Christmas、宏光くんをお届けに参りましたっ!!!」
めっちゃ発音いい、メリークリスマスとともに届いた1番欲しかったクリスマスプレゼント。
「待ってましたっ!!!」
負けないくらいギューッと強く抱きしめ返す。
ふひひ、ただいまっ!!って無邪気な笑い声が腕の中から聞こえた。
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zumi(プロフ) - さっPさん» さっPさん★ありがとうございます!!2人に感情移入して貰えるなんて光栄ですよー(o´艸`)また楽しんでもらえるような作品が書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - かなさん» かなさん★最後までお付き合いいただきありがとうございます♪泣かせてしまってすみません。笑!!また遊びに来てくださいね、今後ともよろしくお願い致します(*´`) (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - mitsuさん» mitsuさん★いつも本当にありがとうございます(o´艸`)また次の作品も楽しんでもらえるものが書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
さっP(プロフ) - こんにちは♪完結おめでとうございます!前半はひろに感情移入、後半は太輔に感情移入でした!ずっと変わらず太輔を想ってるひろが健気で、それでいて芯が強くて……(/_;)太輔はこの過ちをずっと忘れないで、いつまでもひろのことを離さないでほしいと願います!(*^^*) (2015年12月26日 12時) (レス) id: 9aef3c4f25 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 完結、おめでとうございます。何度も泣かせて頂きました!最後は幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。に (2015年12月26日 2時) (レス) id: 284ce13457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:zumi | 作成日時:2015年9月2日 20時