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2人の間に流れるしばしの沈黙。
そんな静かな中に微かに宏光の声が聞こえた。
「ピコルア…」
「ピコ…なに?」
「ピコルア。ピコルアっていうの、その形」
ピコルア…初めて聞く可愛らしいその名前。
意味も知りたかったけど…教えてくれないだろうな…
「ピコルアってどういう意味?」
「意味は自分で調べて!!」
食い気味でそう言う宏光。やっぱりね。
「ふふ、わかった」
ブスッと頬を膨らませてそっぽを向いた宏光の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「ひろ…好きだよ…」
急に溢れ出した気持ちが声となって出た。
そっぽを向いていた宏光の視線がぶつかる。
「ひろが今、俺のことなんとも思ってなくても俺はひろが好きだよ。大好きだよ」
見つめ合ったまま、伝えた俺の想い。
静かに流れる宏光の涙をそっと拭う。拭っても、拭っても溢れる涙を俺は何度も拭い続けて、そして肩口に宏光の顔を埋めて髪を撫でた。
宏光の返事は聞かない。
自己中かもしれないけど俺の想いを伝えてその想いを俺自身が守り続けられたらそれでいい。
宏光が俺を思い続けてくれたように。
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zumi(プロフ) - さっPさん» さっPさん★ありがとうございます!!2人に感情移入して貰えるなんて光栄ですよー(o´艸`)また楽しんでもらえるような作品が書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - かなさん» かなさん★最後までお付き合いいただきありがとうございます♪泣かせてしまってすみません。笑!!また遊びに来てくださいね、今後ともよろしくお願い致します(*´`) (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - mitsuさん» mitsuさん★いつも本当にありがとうございます(o´艸`)また次の作品も楽しんでもらえるものが書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
さっP(プロフ) - こんにちは♪完結おめでとうございます!前半はひろに感情移入、後半は太輔に感情移入でした!ずっと変わらず太輔を想ってるひろが健気で、それでいて芯が強くて……(/_;)太輔はこの過ちをずっと忘れないで、いつまでもひろのことを離さないでほしいと願います!(*^^*) (2015年12月26日 12時) (レス) id: 9aef3c4f25 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 完結、おめでとうございます。何度も泣かせて頂きました!最後は幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。に (2015年12月26日 2時) (レス) id: 284ce13457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:zumi | 作成日時:2015年9月2日 20時