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「そんなこと…、
そんなこと出来るわけないだろっ!
宏光は絶対に渡さない!宏光だけは!」
突然大声で叫ぶ俺に横尾さんは目を見開いて驚いていたけどすぐにクシャっと笑った。
「気付いてんじゃん、自分の気持ち」
俺の肩をポンポンと叩きニコッと優しく笑った。
「心配しなくても俺とみつは本当に友達、それ以上でも以下でもないよ」
それから横尾さんが教えてくれた俺の知らない宏光のこと。
高校に入って同じクラスになった宏光とすぐに仲良くなったこと。
すごくモテて告白されることも多かった宏光だけど1度も彼女をつくらなかったこと。
聞けば“ ずっと俺には1番がいるから、その人がずっと好きだから ”と。
宏光が淋しそうに俺を目で追うから宏光の言う“ 1番 ”が俺だとわかったこと。
俺に彼女が出来た時には、酷く落ち込んで見てられなくて辛いなら好きなのやめたらって宏光に言ったら“ この気持ち無くしたら俺が俺じゃなくなる ”って“ そもそもやめるなんて無理だよ、好きなんだもん ”って笑ってたこと。
そして、クリスマス。
今年のクリスマスは勇気を出して俺を誘うって意気込んでたから、楽しいクリスマスを過ごせたかって宏光にLINEをしたら1人だって言うから横尾さんが宏光の家に駆けつけたらしい。
辛いはずなのに宏光はずっと笑ってたって。
それから横尾さんもそこで初めて聞いた留学の話。
留学の理由を話した時、そこで初めて宏光が見せた涙。
“ 俺はこの先、太輔以上に好きになれる人はいないと思うんだ。でもこんな気持ち太輔にとっては重いから、だから俺は太輔の幸せを1番に喜べる強さがほしいの。俺の1番…大切な人だから ”
そんな宏光と頑張れよ、頑張るよって言って抱き合ったこと。
横尾さんが話し終わる頃、俺は呼吸が苦しくなる程泣いていて、宏光の俺を思ってくれる気持ちの大きさに大きな嬉しさと少しの悔しさを感じていた。
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zumi(プロフ) - さっPさん» さっPさん★ありがとうございます!!2人に感情移入して貰えるなんて光栄ですよー(o´艸`)また楽しんでもらえるような作品が書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - かなさん» かなさん★最後までお付き合いいただきありがとうございます♪泣かせてしまってすみません。笑!!また遊びに来てくださいね、今後ともよろしくお願い致します(*´`) (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
zumi(プロフ) - mitsuさん» mitsuさん★いつも本当にありがとうございます(o´艸`)また次の作品も楽しんでもらえるものが書けるように頑張ります!! (2015年12月27日 21時) (レス) id: 430f785ac8 (このIDを非表示/違反報告)
さっP(プロフ) - こんにちは♪完結おめでとうございます!前半はひろに感情移入、後半は太輔に感情移入でした!ずっと変わらず太輔を想ってるひろが健気で、それでいて芯が強くて……(/_;)太輔はこの過ちをずっと忘れないで、いつまでもひろのことを離さないでほしいと願います!(*^^*) (2015年12月26日 12時) (レス) id: 9aef3c4f25 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 完結、おめでとうございます。何度も泣かせて頂きました!最後は幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。に (2015年12月26日 2時) (レス) id: 284ce13457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:zumi | 作成日時:2015年9月2日 20時