【緑谷出久】無防備な彼女 (ページ6)

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6話ページ6

ふーんふふーんふーんと鼻歌を歌いながら出久と家まで帰る

繋いでいる手をぶらぶらさせると出久はギュっと手を強く握り返してきた

「お腹すいたね」

『うん、ペコペコ』

「カツ丼楽しみだなぁ」

『大好きだもんね、出久』

出久が笑う。可愛い…

たわいもない話をしていたら家に着いた

お腹が空いていたので、先にご飯を食べてからお風呂に入ることになった

料理や洗濯などの家事は二人で分担している

『出久ー出来たよー』

「はーい」

彼の部屋から声が聞こえた

出久は最近仕事が忙しいようだ

食卓についてから少し心配になって出久に問いかけた

『出久…ちょっと元気なさそうだけど、大丈夫？』

「そ、そうかな！全然！大丈夫！！」

うーん怪しい

『ちゃんと休もうね？』

「うん…！！気をつける！」

彼はありがとう、と言って、ヘニャと笑いながらカツをかじった