胡蝶の妹【鬼滅の刃】【名探偵コナン】

【番外編】髪型 ページ27

「ねえねえAちゃんの髪ってどうなってるの？」

『え？』

ポアロで掃除をしていたら梓さんが言った。

「だってAちゃんの髪型って後ろの髪がどっかいってるじゃない？前髪と横髪はあるのに」

『ど、どっかいってる…』

ハゲみたいに言わないでくださいよ、梓さん。

『これは夜会巻きっていう髪型ですよ』

「夜会巻き？」

『はい。キャビンアテンダントの髪型ってわかります？あれと同じですよ。まあ私はもっとキツく結んでますけど…』

「へぇー！キャビンアテンダントの髪型と同じなんだ」

『はい！だから髪を下ろしたら梓さんと同じくらいありますよ』

「それほんと？！」

『！わぁ蘭さん！』

急に蘭さんが叫んだ。びっくり。

「見てみたい！Aちゃんの別の髪型！」

そ、園子さん…

「私も！」

梓さん…

『そんな大したことないですよ？』

「「「見たいの！！」」」

『は、はい…』

コナンくんが哀れんだ目でこっちを見てくる。やめてください。


髪を解く。結んだせいで結構クセがついちゃってる。

『こんな感じですけど…』

「「「……」」」

なんでみんな黙ってるんですか


「か、かわいい！！」

園子さんに抱きつかれる。ええ？！

「すごい！Aちゃんって髪の毛ふわふわしてるのね！結構癖毛なんだ！」

「いつもは大人っぽいけど下ろすとかっわいい！」

あ、ありがとうございます…？

「よし、時々は髪下ろしてもらうわよAちゃん！」

なぜか意気込む蘭さん。


「おはようございまー…」

あ、安室さんが来ました。

「安室さん、見てこれ！」

梓さんがズイっと私を前に押し出した。

「…Aさん、ですか…？一瞬誰だかわかりませんでした」

そんなに変わりますか？

「やっぱり安室さんもそう思うわよね！」


キャイキャイと盛り上がる梓さんたち。

蘭ちゃんにコソッと耳打ちされる。

「Aちゃん、ラヴの予感がするわ！」

『えええ…』

私に恋は早いですよ…

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