恋敵第三勢力 青side ページ1
〆．リクエスト
あれから二週間。
俺はあとになってからストーカーの話を聞いて、
困ったように笑うAを、めちゃくちゃ強く抱き締めた。
青「俺、Aとずっと一緒におる」
「ふふ、ありがとうございます」
やっぱり流されたけど、いつか実現したらええな。
………や、それはええねん。
良くないけど。ストーカー男ぶん殴ってやりたいけど。
それよりも。
「それで、永瀬くんがすごくかっこよくて……」
何、これ。
いつものようにAに絡もうとしたら、Aが「聞いてください！」って飛びついてきて。
「今まであまり気にしてなかったんですけど、今年から転学科して来た男の子がいて！」
から始まり、
「永瀬廉くんっていうんですけど、これがまたイケメンなんですよね…」
目をキラキラさせ、そんなことを言う。
「ほらっ、ツーショット撮ったんですよ」
至近距離でのツーショットを見せられ、俺はモヤモヤした気持ちに支配される。
……あ、こいつ、RENっていう読モちゃうん？
「デートに誘われちゃったんです！」
青「は！？」
緑「ど、どういうことなん」
これには、隣で大人しく聞いてた神ちゃんも黙ってられんかったようで。
「一目惚れしたから、一度デートしようって！こんなイケメンで人気者の彼に誘われたら、ちょっと調子乗っちゃいますね」
青「…………………」
緑「…………………」
あかんやん。
その男、Aのこと落とすつもりやん！
そのデートの流れでホテルへ……。
うわ、あかんあかんあかん！！
青「考え直し。そんなチャラ男、Aに合ってへんから」
緑「Aが好きなんは俺らやろ？」
「え、でも告白の方は断りました、好きな人がいるって。友達としてお出かけするんですよ！」
にこにこにこにこ………
こいつには警戒心ってもんがないんか。
青「Aがデートに行くなら……俺もついてく」
「へ」
緑「せやな、二人きりにはさせられへんわ」
「いや、でも……」
俺は、Aと距離をつめる。
青「相手はAに好意を持ってんねん。何されるかわからんのやで？例えば、こんなこととか……」
Aの頬に手を添え、唇を寄せた。
〆．
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りぃな - この作品すごく好きで、もうすっかり居酒屋うぇすとの常連になってしまいました…笑 これからも大好きです！更新頑張ってください、応援しています！ (2020年10月25日 2時) (
レス) id: 6d972d4f2d (このIDを非表示/違反報告)
粋(プロフ) - 久しぶりの更新、とても楽しく読ませていた抱きました！続編移行、歓喜です！ (2020年10月22日 15時) (レス) id: 962e1b28b4 (このIDを非表示/違反報告)
Dreamgirl(プロフ) - とんでもないです！作者さんのペースでゆっくりでもいいので、更新いつでも待ってます。続編移行してくださるという報告だけでも嬉しいです！応援しています！ (2020年10月21日 18時) (レス) id: 19b6f6daaa (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - お久しぶりです！もう更新ないかなぁと思いながら待っていたのでとても嬉しいです！はゆなさんの余裕のある時に気楽に更新して頂けたらと思います。応援しています！ (2020年10月21日 14時) (レス) id: b3b8d3b067 (このIDを非表示/違反報告)
黄色パーナ - この作品大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: ceaebda915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年9月20日 17時
