露天風呂 ページ10
〆．
橙「お、部屋おった！俺ら上がったから、のんびり入ってきぃな！」
「ありがとうございます」
お風呂上がりの照史さん。
なんか、髪が濡れてセクシー、っていう意味がわかった気がする。
っていうのを大学生組の前で言うと、多分笑い転げるんだろうな。
「えーっと、ここの角を右、か。いやいや、広すぎるでしょ」
事前に淳太さんから聞いていた通りに廊下を歩き、お風呂場へ。
広々とした脱衣場の向こうに、これまた大きな室内風呂。
そして曇りガラスを抜けた先に……
「わあ……！」
満天の星空を反射する、湯気立つ水面があった。
体をサーっと洗って(とはいえ一応丁寧にね)、ゆっくりゆっくり浸かる。
これはテンション上がるなぁ。
夏だけど夜は涼しくて、そこに温かなお風呂が気持ちいい。
自然と目を瞑っていると、ドアの開く音がした。
………誰か入ってきた？
いや、みんなお風呂入ったから誰も来るはずないし……。
え、怖い怖い怖い。
とりあえず目を瞑り続けると、足音が近づいて、そしてお湯が揺れた。
？「………A」
「、え」
まさかの聞き覚えのある声。
目を開いて声の主を辿ると………
「大毅先輩……？」
赤「正解〜俺ー！！」
「うわっ！」
パシャッとお湯をかけてくる。やっぱり子供だ、この人。
「どうしたんですか？そろそろ遊び疲れてくださいよ」
赤「まだまだ元気やもん！」
ひゃひゃ！と珍妙な笑い声を発した大毅先輩。
………この露天風呂のお湯、結構透明度高いんだよね。
大毅先輩の鍛えられた体が目に飛び込んで、慌てて空を見上げた。
「き、聞きましたか？明後日は普通の海行くらしいですよ」
赤「あー、なんか聞いたわぁ。人混み苦手やねんけど、望がやけに乗り気やった」
「……理由がわかります」
赤「な。思春期やんな」
「大毅先輩は違うんですか？」
赤「俺は、Aがおれば充分やから」
………………大毅先輩ってたまに、照れずにそんなこと言うよね。
「でも海の家はいいですよね。かき氷食べませんか、こっそり抜け出して！」
赤「お、ええやん！」
「大毅先輩、うまくタイミング見計らって連れ出してくださいね？」
ふふ、と笑うと大毅先輩はちょっと真剣な顔をした。
赤「なあ」
「はい…？」
赤「俺の呼び方は、いつになったら変わるん？」
〆．
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はゆな(プロフ) - るるさん» わあああ！しょうもないミスを……お許しください！教えてくださりありがとうございます！すぐ移行して消すので少しお待ちを……。応援もありがとうございます(＊´ｖ｀)ノ (2018年9月20日 17時) (
レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 以降じゃなくて移行です！いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください！ (2018年9月20日 16時) (レス) id: e2e2d16cbd (このIDを非表示/違反報告)
楓。(プロフ) - ありがとうございます ！！ 楽しみにしてます ！！ (2018年9月20日 14時) (レス) id: f4a88a2d97 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - ポテトんさん» リクエストありがとうございます☆元彼ネタ、いつか書こうと思ってたんですよ！しかもそんな感じのシチュエーションで！ドンピシャでびっくりしました(･д･｡)またしても大毅先輩……株が上がる(笑)この作品書いてたら、リアルでも大毅くんひいきになってくる不思議… (2018年9月20日 0時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - Yukoさん» ですよねですよね！ありがとうございます！自分で書いてて、「ああ…はまちゃんかっこいい……尊い」みたいになってます(笑)はまちゃん先輩の胸きゅん、ちょこちょこ挟んでいきますね〜！ (2018年9月20日 0時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年8月23日 18時
