ワンランク上を行く小説の書き方(工夫)

二重表現解説コーナー『満天の星空』『故障中』 ページ12

題名はなんとなくノリでつけました。

今回の言葉はこの二つ！

満天の星空。

故障中。

どちらも見かけますよね
しかしどちらも二重表現で、使わない方が良いです。

なぜ二重表現になるのか。解説していきます

『満天の星空』

そもそも皆様。満天の意味はご存知でしょうか。

知らない方が多いはずです。

満天というのは、空いっぱいという意味があります。

もう分かってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

満天だけなおしてみると

空いっぱいの星空

これで分かりやすくなりました。

空いっぱいの『空』と星空の『空』が被っています。

満天の星空ではなく、満天の星が最も良い表現です。

続いて、故障中。

満天の星空以上によく見かけますよね。

○○故障中と

本当に細かいことですが、故障中の『故障』とは既に、故障した状態を表しています。ですから『中』は不要です。

あと、

○○中の中

この『中』っていうのはかなり厄介なんです。

中は、『人が』その状態であるときに使います。

人が営業している
人が仕事してい
人が勉強している

これらの文章を

営業中
仕事中
勉強中

と、中を使って省略するのは正しいです。

ですが、『もの』がその状態である場合は、本来、中は使わないのです。

理由は？ と聞かれたらそこまでです。私、そんなに詳しくはないです。

未熟で申し訳ないです。ホントに。

以上の文で分からなかったら、ググってみた方が分かりやすいかもしれません。

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