32:殺人サーブの師匠 ページ34
Asaid
14ー15、烏野がリードしている
及川さんへのフラストレーションが、溜まっているであろう田中さんはいつもより迫力のあるスパイクを決める
日向の速攻、僕のオープン、影山と蛍のブロック
…3セット目はさすがの2人も協力していた…
20ー24、烏野のマッチポイント
あと1点で青城に勝てる所まできた
しかし、蛍のレシーブは弾いてしまう
サーブ権が青城に移った時、及川さんがメンバーチェンジで入ってくる
ボールを持ち、エンドラインに立った及川さんが言う
「いくら攻撃が高くてもさぁ…その攻撃まで繋げなきゃイミないんだよ?」
指を差し、ボールをあげる
影山より鋭く飛んだ及川さんから打たれたサーブは、一直線に蛍へ進んだ
蛍はボールを弾いてしまう
「途中ずっと見てたけど、6番のキミと5番のキミ、レシーブ苦手でしょ、1年生かな?」
ニッコリと笑い次のサーブも打つ
「ツッキィィィィ!!!」
サーブを弾いた蛍を見て、そう叫ぶ忠
悔しそうに「クソッ」と洩らす蛍
23ー24、あと1点でデュースに持ち込まれてしまう
及川さんに日向は「俺も狙えー!」と騒ぐ
「みっともないから、喚くな」
そんな日向に蛍は呆れた様に、イラついている様に言う
それを聞いた日向はどっかで聞いた言葉を繰り返した
「バレーボールっつーのはなぁ!ネットのこっち側にいる全員もれなく味方なんだぞ!」
その言葉に蛍は顔をしかめ、僕は呆れた
その後、澤村さんの守備範囲を広げ、蛍をサイドラインへ寄せた
しかし、及川さんのサーブはピンポイントで蛍を狙う
「ツッキィィィ」
忠は心配そうであるのを通り過ぎて泣きそうな声で叫ぶ
蛍の正面へ来た及川さんのサーブは高く上がって青城コートへ返ってしまう
「ツッキィィ…ナイス…」
…忠はこの際、少し無視しよう、きっと許される…
青城のチャンスボールは及川さんがセッターの位置へ運ぶ
今は、ライト側のブロックが低い
…アタッカーはレフト…
僕はレフト側に寄る
レフトの速攻に僕は飛ぶ、日向も驚異的な反射神経で飛んだ
手に衝撃が走り、ボールが高く上に上がる
僕がまだ飛んでいる時、日向はライト側へ走り速攻を決めた
及川さんの真横を過ぎたボールは小さく跳ねて止まる
会場が静まり返り、審判も一拍遅れて笛を吹く
23ー25、県ベスト4の青葉城西に勝った
138人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レウィ(プロフ) - 柊さん» お願いします! (2015年3月28日 16時) (レス) id: 84514e0e31 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - レウィさん» 了解です、ぼちぼち読んできますノシ (2015年3月28日 16時) (レス) id: 0a544bc555 (このIDを非表示/違反報告)
レウィ(プロフ) - 柊さん» 合ってますよー。日向プロフ画です! (2015年3月28日 16時) (レス) id: 84514e0e31 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - レウィさん» あ、はい!Twitterの柊です。兵長プロフ画の。合ってた…( ´ω` )ホッ (2015年3月28日 16時) (レス) id: 0a544bc555 (このIDを非表示/違反報告)
レウィ(プロフ) - 柊さん» えっと、Twitterの方でしょうか…? (2015年3月28日 16時) (レス) id: 84514e0e31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レウィ | 作者ホームページ:http://iralog.nosv.org/b/Iwinonlyme/
作成日時:2014年5月22日 22時