第2話：誕生！イナズマジャパン！！ ページ10
全員、日本代表のユニフォームに着替え、気持ちを引き締める他のメンバーをぼーっと眺める3人。
友「私たちはもう少しお預けね」
凉「しょうがないだろ」
夜「ふぇぁ〜、暇だよ〜」
グラウンドに出て、観客席から少し離れた場所に3人で陣取る。
理由は、夜空がどんなに失礼な発言をしても誰にも聞こえないようにするためだ。
青と白に別れたAチームとBチームの戦い。
夜「出たかったなぁ…」
友「まあまあ」
と、夜空をなだめつつも、友希も心の中で同じことを思っていた。
Aチームのキックオフで試合が始まる。
凉「エゴイストさん、勝敗はどちらに？」
無駄にイケボな声で凉が尋ねると、さも当然のことのように答える夜空。
夜「…引き分け」
友「へぇ〜、てっきり円堂くんのチームが勝つのかと思ってたわ」
夜「…Bチームには明王が居るから」
「「？」」
2人は少し疑問に思ったが、聞くことはせず、目線を試合に戻す。
すると、豪炎寺がファイヤートルネード改を放つ。
凉「ファイトルのさらに上…」
友「凄い…」
それを、円堂の真ゴットハンドが止める。
やけに静かだなと思い、2人が夜空の目を向けると、その表情はまるで新しい玩具を買って貰ってはしゃぐ、子供のそれだ。
夜空を閉じ込めたような青い瞳がキラリと輝く。
そのふたつの瞳は、豪炎寺修也を捉えて離さない。
その狂気めいた瞳に見とれていた2人だが、ハッと我に返りまた試合に目を向ける。
その後も、白熱した試合が進んでいく。
夜空はただ黙って、試合の成り行きを見つめていた。
フィールドの中で、不動がまた鬼道、佐久間と衝突する。
友「あの3人って仲悪いの？」
凉「さあ？」
2人はじーっと不動を見つめる。
友「私、分かったかも」
凉「は？」
友「なんで彼が、夜空と似てるのか」
凉は首を傾げる。全くわからないからだ。
やはり、こういう人の心理のことにおいて、友希は素晴らしい観察眼を発揮する。
凉は、そんな自分の幼なじみを誇りに思いつつ、少し恐怖を感じた。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
