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響「いいか、あくまでこの25人は候補だ。この中から19人に絞り込む。」
雷門夏未の口から、2日後の選考試合の説明がされた。
もちろん3人はそれに出ない。見学だ。
チーム編成が発表されると、不動、鬼道、佐久間の間で揉め事が起こる。
会話がおわると、スタスタと帰ってしまう不動。
その後ろ姿を夜空はじーっと観察していた。
円「お前達はチームに入らないのか？」
円堂からの純粋な疑問に、再び目をそらす凉。
その態度を汲み取り、再び友希が説明する。
友「私達は…少し状況が特殊と言いますか…。まあ、そのうち分かりますよ。」
笑顔でそう返す彼女に、とりあえず円堂の疑問は収まったらしい。
友「で、凉。夜空はどこ？」
凉に向き直り、鬼の形相で問い詰める彼女に、凉は「今回はマジで知らん」と答える。
友「もうっ！なんでじっとしてられないのよ！あの子は！！」
友希の嘆きが、体育館に木霊した。
一方その頃、夜空は…
夜「ねえ、君。私とお話しない？」
不「あ"？」
不動明王を捕まえていた。
夜「さっき友達に言われたんだけどね、私と君は似ているらしいんだ…。だからお話してみたいなぁ…って思って！」
笑顔でそう言い切る夜空に、不動は舌打ちをすると再び歩き出した。
そんな彼の後ろを平然とついて行く夜空。
不「着いてくんなよ！！」
夜「じゃあ、私とお話して！話してくれるまで帰らないから！」
不「ガキかよ！」
夜「君だってガキだろ！！」
再度舌打ちをした不動は、彼女に向き直る。
不「何を話せばいいんだよ」
これが世にいうツンデレか…などと、考えつつ不動が話を聞いてくれる気になって嬉しい夜空は、彼に満面の笑みを向ける。
夜「君、サッカー好き？」
不「…別に、好きでも嫌いでもねぇよ」
夜「そう…。僕はね大好きなんだ！」
不「あっそ」
だんだん会話が続いてきて、これからだと言う時に、友希が夜空を迎えに来る。
友「…夜空、帰るわよ」
目が据わっていた。
夜「oh......それじゃ！またね"明王"！！」
不「なんで名前…！？」
そんな不動の疑問に答えることなく、夜空は友希に引きずられていった。
不「…変なやつ」
そう言うと、不動はまた歩き始めた。
歩き出す時に少しだけ感じた寂しさ、さっきまで夜空と話していたからだと思ったが、そんなことないと絶対に認めない不動だった。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
