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円堂が宇都宮虎丸のことを、場にいる者たちに紹介する。
夜「何あの将来有望そうなショタ」
「「言い方」」
すごいことを口走った夜空に、すかさず両サイドからツッコミが入る。
虎丸の紹介が終わり、次に視線を集めた人物はいかにも不良といった感じの風貌の人物。
凉「なんだあの頭、犬か？」
夜「犬だね」
友「いや、鳥でしょ」
正解したのは1人だけだった。
飛「飛鷹征矢」
彼がそう名乗った瞬間に、友希はガッツポーズを決め、ほか2人は床に崩れ落ちた。
響木監督が体育館に入ってきたので、皆が一斉に集合する。
3人もそれに続いた。
響「みんな、揃ってるか？」
そう言って、全員の顔を見渡す響木監督。
その時、背後からボールが飛んできて鬼道がそれを蹴り返す。
そのボールの先にいたのは、モヒカン頭の少年だった。
夜「誰？」
凉「さぁな、それにしてもすげぇ頭だな」
友「えぇ、この年であの髪型は歳を重ねた時心配ね。彼、将来禿げるわよ」
モヒカン少年の頭皮事情を察する3人。
不動と呼ばれた少年は、「ふっ」っと不敵な笑みを浮かべた。
凉「なんか、夜空に似てね？」
夜「え？」
友「そうね、雰囲気というか…オーラというか…」
夜「え？え？私あんなに禿げてないよ？」
「「まだそのネタ引きずんのかよ」」
でも、2人の言う通りだ。
どことなく不動と夜空は雰囲気が似ている。
響「いいか、よく聞け。お前達は日本代表候補の強化選手だ！！」
元から知っていた3人以外は、少し驚いた表情を浮かべている。
今年から開催されるフットボールフロンティアインターナショナル。略してFFIの代表であることが響木監督から説明せれる。
円「すげぇぞみんな！次は世界だ！！」
円堂の言葉に、全員が拳をあげる。
3人もノリで挙げておいた。
凉「改めて言われるとすげぇよな」
友「ええ、この気持ちを夜空節で言うと？」
夜「わくわくが止まんない！！」
3人で笑い合う。
彼らは今までサッカーがまともに出来ない環境にいた。心の底から、嬉しくてしょうがないのだ。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
