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涼「友希がアイツの"才能"に魅せられたんだったら…俺はアイツの"努力"に動かされた」
友希の話を聞き、今度は涼が語り出す。
涼「俺はアイツが嫌いだった。いや、まあ…今も好きな訳では無いが…。」
ごにょごにょと、言葉を濁す涼に友希が割ってはいる。
友「嘘よ。夜空のこと、あんなに妹みたいに甘やかしてるくせに…」
涼「黙れ」
はぁ…と、一つため息をつき話を再開する。
涼「協調性がないやつは基本嫌いだ。だからアイツとはほんとに気が合わなくてな…ブチ切れてアイツのことぶん殴ったこともあったな…」
友「ごめんなさいね…。この子、口より先に手が出るのよ…」
涼「うるせえぞ、いちいち入ってくんな」
友希を黙らせ、涼が夜空を殴ったという事実に未だ放心中のイナズマジャパンの面々の顔を見渡してから、話を続ける。
涼「でもアイツ、オーバーワークとかそういうの関係なしに…ずっとボールを蹴ってるんだ。なんか…言ってることはめちゃくちゃなのに、サッカーのことはちゃんと愛してんだなぁ…って思うと、今までの嫌悪感とかどっか飛んでいった」
そう言って、普段の彼からは考えられないような優しい笑みがこぼれる。
涼「サッカーを愛してる奴に悪い奴はいない…そうだろ？」
涼の問いに、円堂が笑顔で頷く。
円「そうだな！天月は絶対悪いやつじゃない！！俺は信じる！！」
円堂の言葉にほかのメンバーも次々と頷く。
風「確かに今日のパスには驚いたが、天月がこのチームに必要な事に間違いはない！！」
基「天月さんが未熟な分、僕らが支えればいいと思うよ」
鬼「ああ、チームなんだからな…」
次々と飛んでくる暖かい言葉に、花園は涙を流した。
友「ありがとう…。皆とならあの子を救える気がするわ…」
涼「あの事件みたいな事は起らなそうだしな…」
円「あの事件って…なんなんだ？」
円堂の疑問に、涙を拭いながら答える友希。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
