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翌日から、炎天下の中でひたすら走り込む特訓が始まった。
夜「…効率悪くね？」
凉「言うな馬鹿」
円堂の言葉で特訓が終わる。
その後、凉は風丸に。夜空は不動に呼び出された。
凉「どうしたんだ？」
自販機でスポドリを買いながら、凉が尋ねる。
近くの椅子に腰掛けていた風丸は、言いずらそな表情で答えた。
風「…花園の事なんだが…」
凉「あぁ、友希か…」
風「アイツ、なんでもかんでも1人で抱えすぎてないか？」
凉は驚いた。
今までで友希のそういう面に気づける人間は自分1人だけだったからだ。
凉「…よく見てんな、友希のこと」
風「いや、そういう訳じゃなくてなっ…！」
凉の言葉に、顔を赤くして変に慌てる風丸。
凉「何慌ててんだ？」
風「すまん…」
その態度で、だいたい察しがついた凉はストレートに切り込む。
凉「お前、友希のこと好きだな」
疑問ではなく、ほぼ断言のその言葉に、図星の風丸は言葉を失った。
同時刻、合宿所のロビーで何時ぞやと同じ体勢で話す夜空と不動。
特訓終わりのこの時間は、ほとんどのメンバーが自室に籠って休むか、グラウンドで自主練をしているので、ロビーには誰も来ない。
不「お前、影山を知ってるのか？」
夜「…あの時の話、聞いてたんだね…」
不「…」
少しバツが悪そうに返す夜空、その表情は何処か暗い雰囲気な笑みに染まっていた。
夜「知ってるっていうか…私の"先生"が知り合いだっただけだよ〜」
不「先生？」
夜「うーん、世間一般で言うところの……父親？」
人差し指を自身の頬に添えながら、軽い口調で答える彼女に、不動は信じられないと言った様子で聞き返す。
不「お前…父親のこと"先生"って呼んでんのか？」
夜「うん、まぁ…そう呼べと言われて育ったから…」
夜空の瞳から、だんだん光が消えていく。
不「ろくな家庭で育てられてねぇんだな…。お前も……俺も…」
背もたれに体を預け、天井を仰ぎながら、自分に言い聞かせるように言う不動。
夜「ねぇ、明王」
自分の名前が呼ばれ、呼んだ本人に視線を戻す。
夜空は自分の首元を抑えながら問いかけた。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
