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練習が始まる前、皆がストレッチやらなんやらをしているフィールドに虎丸が駆け込んでくる。
ちなみに夜空は、友希に正座させられて朝の出来事の説教をされていた。
自分の部屋でなきゃ眠れないという虎丸を不動がからかい、チームの空気が重くなる。
夜「……」
じーっと不動を観察していた夜空に、友希が怒鳴る。
友「ちょっと！聞いてるの夜空！？」
夜「うるさいなぁ！ほっといてよ！凉くんも言ってたじゃん！倒れたりして困るのは私なんだから、友希ちゃんには関係ないでしょ！！」
友「なっ…」
凉「喧嘩するなよ、めんどくせぇ」
ふんっと背中を向け、その場を離れていく夜空の背中に向かって友希が泣きそうな声でつぶやく。
友「関係あるから…怒ってるのに…っ」
凉「……どいつもこいつもめんどくせぇ」
そんな2人の様子に、凉は深いため息をこぼした。
監督が来て練習が始まる。
練習が始まる前に監督から厳しい言葉が飛んで来る。
久「はっきり言おう。今のお前達では、世界に通用しない！」
厳しい言葉の後、練習が始まり。
ゲームが始まる。
余った3人はまた外野から眺めているだけだ。
時々パス練などもするが、だいたい夜空が試合に気を取られて続かない。
凉「…お前なぁ」
夜「ごめん、凉くん。でも…見たいんだ」
その瞳があまりに真っ直ぐで、凉はそれ以上何も言えなかった。
友「あの、飛鷹って子。初心者よね？」
凉「恐らく」
友「そして虎丸くんは、絶対に自分の実力を発揮しない」
凉「そうだな」
夜「…豪炎寺が気づいてる」
「「え？」」
夜「でも何も言わない。宇都宮虎丸……いい駒になりそうなのに…」
すると突然、監督が練習を止める。
監督から再び厳しい言葉が飛び、選手達は不満そうな顔をする。
夜「分かってんじゃん。あの監督」
友「え？」
凉「あぁ、俺はあの人と仲良くできそうだ」
友「えぇ…」
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
