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「ごめんね、結局ジョンインに頼っちゃった」
「いいよ、ヌナになんかあったら俺がヒョン達に殺されるし」
ギョンスから焦った声で電話があって、記事になるって聞いたときは、本当に迂闊だったと後悔した。
昨日から産休(…というか、退職)で、本当は明日、ギョンスの家族に挨拶に行くはずだったのに。
こちらに来るを一日早めたせいで、ギョンスとは予定が合わなくて、可愛い弟ジョンインが空港まで迎えに来てくれた。
「わたし、浮かれすぎてたよね。あれだけ、用心してたはずなのに」
「どっちにしろ、言わなきゃいけないことじゃん」
「そうだけど、」
「大丈夫だよ、ヌナには強い味方いっぱいいるし」
ヌナ、ヌナ、とまるで本当の弟のように慕ってくれるジョンインは、静かにお兄さんたちを見ていて。
自分のグループのことも客観的に見れるような彼だから、わたしとギョンスのことも、上手に伝えてくれたんだろうな。
「大人になったのね、ジョンインも」
「は、一歳しか変わんないじゃん」
それもそうだけれど。出会ったときのジョンインと比べると、少年から、すごくいい青年に成長した。
「明日、会見したら、もう穏やかに暮らせないかなあ…」
「あ、そういえば、ヌナ、どこに住むの」
問題は、まさに、それだった。
「今の宿舎の近くの部屋、借りる予定だったんだけど、手違いでまだ入れないみたいなの」
とりあえず、今回はギョンスの家族や近い人たちに挨拶をするだけのつもりだったから、ウィークリーマンションを借りてくれた。
「日本で産むの？」
「ううん、こっちで産むよ。行ったり来たりになっちゃうけど、来週からはこっちに住むよ」
お産が近くなったら、母が来てくれると言っていたし、
「不安はあるけど、やっぱり、父親と同じ国で産んであげたいから」
誰の子どもであろうと、わたしの子どもである限り、自分の子どもとして愛してくれると言ったギョンス。
「ヌナも母親になるんだね」
「うん、そうだよ、恐いよね、わたしがお母さんなんて」
「絶対、いいオンマになるよ」
こういうところが可愛いのだ。無愛想にみえるけど、愛情深くて。
「ヌナ、」
「ん？」
「もう、チャニョルヒョンと話さなくていい？」
後悔とかない？
と、急に真面目な顔をして言うジョンイン
「いいの」
今更、話すこともないし、それに、
「それぞれ別の人と幸せになることを、選んだから」
だから、
「わたしも、後悔してないよ」
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
